ライブも自然と楽しく…

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  『アクシア・アーティスト・オーディション99』グランプリを受賞し、メジャー・レーベル13社からオファーを受ける。
これがBROWNIEの可能性を示めすプロフィール。
3/17、4/17と連続リリースした2枚のミニ・アルバム『B for BROWNIE#1』、『Bfor BROWNIE#2』は、
プログレ感漂う楽曲の中で、繊細さとポップな感覚が展開される、魅力的な世界が構築された作品。
すでに次へのステップを踏み出したメンバー岩下 聡子(Vo/Fl)、佐久間朋美/モモ(Syn/Vo/ビブラトーン)、
牛山広則(Gu/Pro/サンプリングスクラッチ)の三人に話を聞いた。  

●『アクシア・アーティスト・オーディション99』でグランプリを受賞されましたが、
かなり自信を持って応募したんですか?

牛山:結構、その頃営業活動さかんに、そこらじゅう手当たり次第に(デモ・テープを)出して…。
ジャパン・オープンとかいうライヴ・イベントものとかも出たりしたんですけど。
で、そのころあんまりライブ映えがしなくて(笑)ライブ会場で落とされるっていうパターンが続いてて。
まあアクシアはテープだけだったんでごまかし通 せたかなっていう。

●でもこの前のクラブ Que(下北沢のライブハウス)でのライブは良かったですよ。

牛山:最近ライブはどうですか?
岩下:楽しい(笑)
牛山:今、やっと楽しいって言ってくれたんですよ(笑)
岩下:すごいアガリ症だから人前がダメで、歌は好きなんだけど、人に聴かせるっていうのがどうもダメで…。
本当にこの前が初めてかも、やりながら「楽しいかもしんないコレ」とか思ったのは…。最近、楽しくなってきた。

●3月、4月とミニ・アルバムを連続リリースしてデビューするわけですが、
2枚に分ける理由が何かあったんですか?

牛山:リミックスとか入れてマキシ2枚組っていう感じで進めてったんですけど「録れるもの録っちゃおうか」って、
話が二転、三転するうちにミニ・アルバム2枚みたいな感じに。

●2枚、それぞれにテーマはあるんですか?

牛山:大ざっぱに分けて、愛について語っている曲と、日常の憂鬱。
二十代半ばに差しかかった女の気怠さがフル・テンションで出ているような(笑)
気怠い日常から段々何もかも嫌になって、エスカレートして全てをぶっ壊してって…。
その後、最後にやっぱり一歩ずつ前に進んで生きていこうかねっていう、オチで終わるんですけど。

●3月リリースの方がですか?

牛山:ええ。で、2枚目は恋愛がテーマに。

●歌詞はどんな感じで出来るんですか?

岩下:「あれを書こう」とか「これを書こう」とかいうのは詩を書くときには無いですね。
元々あったメロディに合うように、合うように、なんとなくポロッと出てきた一個の単語から引き出して
詞にしたりとか、そういうのが多いです。

●ヴォーカルも楽器の一つみたいな考えが強いですか?

岩下:一番それが理想で、歌モノっていうよりも、音楽の中に入り込みたいのがあって…。

●なるほど。では、レコーディング全体の感想は?

牛山:そうですね、いろんな意味で…。まだ誰も使ってないような新しい機材をみんなで頭ヒネリながら
使ったりとか。本当、ウチらだけじゃなくて、スタッフ全員で試行錯誤して作ったって感じでしたね、今回。

●作業を通じて、自分達の音楽を把握してきた感じもありますか?

牛山:そうですね。聡子ちゃんのヴォーカルは本当にテイクを重ねるごとに良くなっていくって感じで、
レコーディングの繰り返しの作業がかえって良かったのかなって。
 
●では、さっきの岩下サンの言葉「ライヴが楽しくなってきた」は
レコーディングがきっかけで生まれた言葉なんですか?

岩下:そうでもなくって、CDになった後の曲とかやっていくうちに、だんだん「あっ、こういうのやりたかったんだ」
とか…。好きな曲がどんどん手に入ってきたんで、それがうれしくて、ライヴも自然と楽しく…。

●じゃあ、今後の作品も期待大ですね。

牛山:「いつでもレコーディング来いよ」ぐらいな状態で、お声が掛かるのを待ってるんですけれども(笑)

●(笑)では最後ですが、今回の作品の感想を一言でまとめると?

牛山:作品自体のクオリティはいいと思うんですけど…、
ちょっといい加減にやりすぎたかなっていう(笑)反省面 も多々出てきたり…。
岩下:やっぱ次のこと考えちゃう「次はこうしよう、ああしよう」っていう欲が出て来たっていう意味では
成長の一歩のような、第一歩のような…。まあ初めて自分の声を聴いてしまったような小っ恥ずかしさが
あったから、一作、一作続けていけるものならば、聴きながらご飯食べられるくらい自然な事のように、
安心して聴けるようになりたいって思うんですけど。
モモ:テレカ入れたら、ピピーって戻ってくるくらいの…、そんときぐらいの感じですね。
一同:(笑)

インタービュー:諸橋護和 写真:maatu*chu コンテンツ提供:direct
 
 

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