ローリン・ヒル、盗作疑惑、6月に初公判

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 Lauryn Hillは、デビューアルバムをめぐって、New-Ark Entertainmentに訴えられている件で、6月21日の裁判に出廷予定。

 570万枚売り上げた''98年のデビューアルバム『The Miseducation Of Lauryn Hill』で、New-Arkは、Hillが“彼等の曲及び制作技術を使用していながら、その事に関し、正当なクレジット表記をしていない”として、同年11月、起訴した。

 6月21日の初公判で、Hillは、真実のみを語ると宣誓した上で、アルバムの曲を彼女自身が書いたのか質問される。New-Arkの訴えでは、ソングライター及びプロデューサーとして、クレジットされるべきだったとしているが、Hillは、アルバムはすべて自分で曲を書き、プロデュースをしたと主張している。New-Arkのメンバーは、このグラミー賞受賞アルバムで、“additional production(制作協力)”“additional musical contribution(楽曲協力)”“additional lyrical contribution(歌詞協力)”としてクレジットされている。この裁判は、今までに何度も延期されていた。

 アルバムをめぐっての騒動にもかかわらず、Hillの仲間達は、彼女に敬意を表している。Hillのアルバムに参加したことのあるD''Angeloは、彼女のようなアーティストは、才能が際立っているからこそ、成功しているのだとLAUNCHに語った。

「Lauryn Hillの歌うメッセージや彼女の行動は、みんなが言うようなこととは、まったく違っているから、それがいいんだ。どうしようもない連中が話題にするようなこととは、ほぼ正反対だ。多くの人がCDを買ったり、ある曲で踊ったりするけれど、必ずしも本当に心から、その曲を気に入っているとは限らないんだ。好きじゃない曲をつい口ずさんでいたりすることがあるだろ?嫌いな曲だって分かってるのに、あまりによく聞くもんで、歌っちゃってるってこと。でも、他のとは違う、本当に自分の心を捕らえて、感情移入できる曲があると、人は本気で好きになるんだ」
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