マイケル・ジャクソンにコンサートプロモーターが2000万ドルの賠償訴訟

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 6月23日(金曜日)Michael Jacksonは昨年大晦日のコンサートを2回分キャンセルしたことでロサンゼルスにある上位裁判所に2000万ドルの訴訟を起こされた。訴えたのはドイツのMama Concerts & Rauの頭取Marcel Avramだ。

 訴えによると、シドニーで1回、ハワイで1回公演を行い、また韓国のソウルとドイツのミュンヘンでチャリティーイベントを行なうという契約が交わされ、前金で100万ドルを支払ったが、Jacksonはチャリティーショーだけ顔を出し、昨年10月になって年末大晦日のコンサートを正当な理由なしに取り消した、ということだ。契約条項には公演取り消し時の規定が記述されていなかった。何ヶ月もの間、交渉を続けたが、満足の行く結果が得られず、Avramは今回の提訴に踏み切った。プロモーション費用と契約不履行で1120万ドルの支払いを要求している。

 さらにAvramは大晦日のコンサート中止で生じた損失額1000万ドルを別途要求、プロモーターが保証した世界中継のテレビ放映権の費用も同様に請求している。

 AvramとJacksonは1972年に知り合い、それ以来交友を続けている。あるドイツの報道機関によると「Michael Jacksonにアーティスト及びビジネスマンとしての責任をとってもらう以外解決の道はない。アイ・ラヴ・ユーの言葉などもらってもしょうがない」ということだ。

 もしコンサートが行われていたのなら、史上初の面白いショーになっていただろう。12月31日にシドニーで公演、終了と同時にそのまま飛行機に乗り込み、日付変更線を越えてハワイへ飛ぶ。そこで大晦日2度目の公演を行う。時差の関係でハワイはまだ新年を迎える前なのだ。

記:Bruce Simon、ニューヨーク
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