StingとChris Bottiがニューヨークでチェス世界チャンピオンに挑戦

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 6月29日ニューヨーク市でStingがチェスの腕前を披露する。トランペット奏者のChris Bottiを初めとするバンドのメンバーと共に、チェス世界王座のGary Kasparovに挑む。対戦は、タイムズ・スクエアーにあるABC放送の番組Good Morning Americaのスタジオで、正午にスタートする。

 Stingは以前にもKasparovと対戦したことがある。二人はKasparovの弁護士を通して対面した。弁護士はニューヨーク在住で、Stingの近所に居を構えている。Stingは、このような人目を引く対戦では賭率をちょっと調整したいというようなことをLAUNCHに語った。
「だって、公衆の面前で恥をかかされるのなら、でっかく賭けてみたいだろ。で、バンドのメンバー全員で対戦する。彼は1人で4人を相手にすることになる。それぞれ別のボードで。覚悟して待っててくれ!」

 対戦模様は、タイムズ・スクエアーにあるABCのスクリーンに映し出され、インターネット(kasparovchess.com)でも放映される。スポンサー出資金の一部はStingが組織するRainforest Foundation(熱帯雨林基金)に送られる。

 Bottiは昨年Stingのバンドに加入、音作りの中心的存在となり世界中でツアーをこなしてきた。BottiはStingの最新作『Brand New Day』に参加、StingはBottiの新作『Slowing Down The World』でFrank Sinatra往年の名曲「In The Wee Small Hours」を歌っている。
 BottiはStingを非常に賞賛し尊敬している。彼は語る。
「Stingの歌と端的にジャズを取り入れようとする探求心にはすごいものがある。言うことないよ」
「彼の行動、思考、見解、それら全てにおいて尊敬している。Stingは天才だ。それに、あの声。ほんと、すごいとしか言いようがない。で、ヨガもするんだ!」

記:Gary Graff、デトロイト/Lucy Tauss、ニューヨーク
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