Pearl JamのRoskildeの悲劇での死者、9名となる

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 6月30日(金)にデンマークのRoskildeフェスティバルで、Pearl Jamのライヴの最中に起こった事故による死者が9名になった(ロンチ・ジャパン7/6付ニュース参照)。

 24歳のオーストラリア人は、会場で人波の中から救出されたが重体で、6月5日(水)早朝に亡くなった。これにより、Pearl Jamが「MFC」を演奏中に観客が前に押し寄せて起こった死者8名、負傷者多数の事故への死者の数が1名追加されることとなった。観客が押しつぶされているのに気づいたPearl Jamは、その時点で演奏を止めていた。

 RoskildeフェスティバルにはOasisとPet Shop Boysが7月1日(土)に出演する予定だったが、この2バンドは、悲劇のニュースを聞いた後に出演のキャンセルを申し出た。フェスティバルの主催者は、この2バンドを除き、イベントを予定通り続けた。

 フェスティバルでは、キャンセルに関しての公式コメントを発表しており、その中で、「生は死により強くなる」と言い、また、「Roskildeの(残った)ファンに対してショウを行うことを拒否することは、ファンが小さなステージのほうに押し寄せることになり、主催者として、そのバンドはファンのリスクをより大きなものにさせるように感じられる」としている。この例年の週末のフェスティバルでは、その他の事故は報告されていない。

記:Chad Dougatz、ニューヨーク
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