7月12日(水) ボン・ジョヴィ@東京ドーム・レポート!

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4年ぶりに復活、この5月にニュー・アルバム『クラッシュ』を発表したボン・ジョヴィが、やはり久々のワールド・ツアーを、ここ日本からスタート。その初日となる7月12日のステージを観に行ってきた。

会場である東京ドームは、きっと往年のファンばかりなんだろう…と思っていたけれど、30代と思しきファンに混じって、思っていた以上に20代前半の若い男女の姿も多かった。そう言えば、J-FRIENDSの「NEXT 100YEARS」はジョン・ボン・ジョヴィが、彼らにプレゼントした曲だけれど、まさか、それでジャニーズ・ファンが流れていたなんてことはない…よね。

さて、コンサートは「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」でスタート。そして立て続けに「禁じられた愛」、最新ヒット「イッツ・マイ・ライフ」といったアップテンポのロック・ナンバーを連発。当然、観客の盛り上がりはいきなり最高潮に。えー、でも、こんなに盛り上がる曲、いきなりやっちゃっていいの? と思ったけれど、よくよく考えてみれば、ボン・ジョヴィってヒット曲が山ほどあるんだった。

途中、ステージの、向かって右側に作られた小さなステージでアンプラグド・セットも演りつつ、往年のヒット・ナンバー、新作の収録曲を織りまぜ、たっぷり2時間を楽しませてくれた。また、この日はリッチー・サンボラ(ギター)の誕生日ということもあり、メンバーと、そして会場全体で「ハッピー・バースデー」を合唱するという嬉しいハプニンブも! さすがにベテランだけに安定したパフォーマンスを見せてくれたと思う。まぁ、逆に言えば、以前のように宙吊りになったり、無闇に力だけでゴリ押しもしないし、やや落ち着きすぎるきらいはあったかもしれない。そう言えば、中盤はゆったりした曲が多かったようにも思う。

その点、ハード・ロック・バンドと言うよりは、大人のロック・バンドだろう。ハード・ロック・ファンには物足りなかったかもしれない。しかし、従来のイメージにしがみついて、ブザマな姿を晒すよりは、よっぽどいい。いい歳のとりかたしていると思う。それにハード・ロックという、ある意味、垣根がとっぱらわれた分、ファン層も確実に広がっていくはずだ。
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