Pearl Jam、全米ツアー初日にRoskildeの悲劇をほのめかす

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Pearl JamのボーカルEddie Vedderは北米ツアー初日にデンマークのRoskildeフェスティヴァルで演奏中に起きた事故により9人が死亡した悲劇を暗示するような発言をした。その日8月3日(火曜日)の夜ヴァージニア州GTE Virginia Beach Amphitheaterには15000人以上もの観衆がコンサートを見にきていた。

「みんな、気を付けろ、いいか?」Vedderは観衆に向かって叫んだ。
「ちょっと言いたんだけど、(前座の)Sonic Youthがプレーしてるとき、みんなうまく自分をコントロールているというのがすごく分かった。Sonic Youthのようなすごいバンドを支持してくれて、ほんと、今日のオーディエンスはすごいと思う。Sonic Youthにも来てくれてありがとうと言いたい。一緒にツアーをできてほんとに嬉しい。家族みたいな付き合いをしているから。俺たちは今日こうしてここにいられて幸せだ」

バンドが4曲目を演奏し終わった後、Vedderはそう言った。ステージはシンプルで、一通りの照明と映像を映し出す黒の大型スクリーン、それに効果用スモークマシーンが置かれているだけだった。Vedderは最近ギターに凝っていて、ほとんどの曲でギターを手にしていた。コンサート中、小雨がちらついたが、観衆の熱気は冷めず、ある女の子はMemories Of A Girlという題名の本をVedderに渡した。

「Daughter」が終わるにつれ、Vedderは再びRoskildeの悲劇を思わせるような発言をした。
「この前、観に来てくれたファンに何かしてくれるよう頼んだとき、その時は、今回とは状況がちょっと違っていた。とても不安で、気が気でない状態だった」
「新たなスタートを切れるなら、それはいいことだと思う。もしみんなに何か要求したら、多分、それはそれでやってくれるだろう。みんなに歌ってもらいたい、大きな声で。だって、生きているんだぜ」引き続きバンドは「It's OK」に入った。ファンは要望に応え、共に熱唱した。

コンサートは「Porch」で一度幕を閉じ、その後再びメンバーがステージに現れ、アンコールを6曲披露、「Go」で締めくくった。その後、またセカンドアンコールが行われたが、その前にVedderがウクレレを抱え一人でステージに立ち、「Soon Forget」を演奏。
「こんなこと前代未聞じゃないか」と言って歌い始めた。ファンは興奮し、Vedderはさらに「大勢がRalph Naderに投票すれば、世界はもっとマシなものになるだろう」と付け加えた。そしてバンドは最後の曲「Yellow Ledbedder」を演奏し、Pearl Jamのツアー初日のステージは閉幕した。

ソールドアウトにはならなかったが、LAUNCHに入った情報では、この市場において、メジャーなロックショーにとりそれほど特別なことではないということだ。

以下Pearl Jam8月3日の演奏曲目
“Long Road”
“Corduroy”
“Grievance”
“God's Dice”
“Animal”
“Nothing As It Seems”
“Given To Fly”
“Evenflow”
“MFC”
“Wishlist”
“Off He Goes”
“Daughter”/“It's OK”
“Better Man”
“Thin Air”
“Insignificance”
“Rear View Mirror”
“Porch”

アンコール:
“Do The Evolution”
“Light Years”
“Black”
“Elderly Woman”
“Sleight Of Hand”
“Go”

セカンドアンコール:
“Soon Forget”
“Yellow Ledbedder”

記:Sonja Mortensen、ヴァージニアビーチWNOR-FMラジオパーソナリティー
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