ミシシッピで起きたレイナード・スキナードの飛行機事故から10年

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'77年の10月20日、Lynyrd Skynyrdとそのスタッフ、およびマネージメントらの乗客を乗せた飛行機がミシシッピ州ギルズバーグ付近の沼地に墜落した。一行はコンサートを行なうためルイジアナ州バトンルージュに向かう途中だった。この事故でリードヴォーカルのRonnie Van ZantとリードギターのSteve Gaines、Gainesの姉妹でバックヴォーカルを務めていたCassie Gaines、そしてマネージャーのDean Kilpatrickを含む6人が死亡した。Ronnie Van Zantの弟、Johnny Van Zantがリードヴォーカルにつき、生き残ったメンバーが再び集まってLynyrd Skynyrdの名で正式に活動するまでには、およそ10年の歳月が必要だった。

お気に入りのバンドのメンバーが変わってしまったことで、常に何かが足りないと感じるファンは少なからずいるが、ベーシストのLeon Wilkesonは、Johnny Van Zantが兄のパートを受け継いでLynyrd Skynyrdのメンバーになってくれたのだから、違和感など口にするものではない、と言う。彼は、もともとJohnnyに兄の役割を引き継いでもらう予定だったし、それはRonnie自身の考えでもあった、とLAUNCHに語った。

「幸運なことに、RonnieにはJohnny Van Zantという弟がいた。俺が知っている限りでは彼しかいなかったんだ……。Ronnieはピッチャー、Johnnyはキャッチャーのような感じだった。Ronnieは引退を考えていた。プロデュースの仕事をし、休暇をとって喉を休ませ、そしてJohnnyにバンドのポジションを引き継がせる予定だった」

Johnny Van Zantが、Ronnie以上に長くLynyrd Skynyrdのリードヴォーカルを務めていることを忘れてはならない。Ronnieがヴォーカルを務めていたのは彼がバンドリーダーとなった'70年から'77年に事故死するまでの7年間だが、Johnnyは13年以上もヴォーカルとして活躍している。勿論、Ronnieには60年代半ばからギタリストのGary RossingtonとAllen Collinsと共にバンド活動を行なっていたという経歴がある。

現在、Lynyrd Skynyrdは長期に渡ったツアーを終え、フロリダのスタジオで次のアルバムの制作に取りかかっている。

記:Bruce Simon、ニューヨーク
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