ウータン・クランのOl' Dirty Bastardが更生施設から逃亡

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Wu-Tang ClanのメンバーでラッパーのOl' Dirty Bastardが、再び問題を起こした。Bastardは、裁判所の命令で入所していたカリフォルニア州パサデナにある薬物依存治療施設、Impact Houseから逃亡。すでに、彼の発見および逮捕に向けて拘引状が発せられている。

Bastardは、Impact Houseからロサンゼルス刑事裁判所へ移送される途中で逃げ出した。Impact Houseの指導員は、患者の拘束や追跡を義務づけられていない。施設の責任者は形式にそって、出廷予定だった患者の1人が逃亡したことを報告した。10月25日午後6時現在、Bastardは発見されてない。

ロサンゼルスの地方検察官、Michael O'Garaは、Bastardに保護観察期間が認められる可能性は、まずないだろうと言う。Bastardのロサンゼルスでの弁護士、Robert Shapiroからの返答は10月25日現在、得られていない。

Ol' Dirty Bastard、本名Russell Jonesは、9月21日にロサンゼルス上級司法裁判所において、Impact Houseの監視のもと、施設外での12時間の地域奉仕活動を認められていた。Bastardは、保護観察期間中の3月に公の場で酔った姿を目撃されたため、規定違反として6月にImpact Houseへの入所を命じられていた。

Bastardは当初、12月20日に再び出廷して経過報告を行なう予定だったが、今回の行動でこの措置をすべて無効にしてしまった。ロサンゼルス上級司法裁判所のMarsha Revel裁判官は、10月17日にBastardに対し“保釈なし”の決定を下しており、発見されれば実刑は免れないだろう。

Bastardは、この他にもクラック所持でニューヨークのブルックリン、クイーンズ両方の裁判所から拘引状が出されている。さらに、クイーンズの裁判所に出廷した時に同席していた女性が、彼をセクハラで提訴している。

記:Janine Coveney、ロサンゼルス
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