ジュリアン・レノン、父の20周忌に声明を発表

John Lennonの長男、Julian Lennonは父とBeatlesについて語り尽くしたとはいうものの、ニューヨーク市で狂乱したファンによって暗殺された父の20周忌を迎え、この度、声明を発表した。このコメントは彼のサイト、julianlennon.comにも掲載され、そこでJulianは父とともに歩んだ人生と継母のYoko Ono、異母兄弟のSeanとの関係を振り返り、喜びと後悔、怒り、そして許しといった思いを表している。

JulianはLennonとその最初の妻、Cynthia Powellとの間に生まれた。彼はSeanに対して深い愛を表しているが、父に対しては何年も放って置かれたことに辛辣な批判を浴びせ、Yokoに対しては２人の間に割って入ったくさびのような態度を厳しく非難している。後に父のことを「John Ono Lennon（操られて失われた魂）」と呼ぶようになり、Yokoと一緒にいた時の父は「ブラックホールに吸い込まれ、全ての力を失っていた」と記している。JulianとYokoの関係は公な係争事となっており、Julianが財産権を主張、Johnの遺産をめぐってここ数年２人の争いが続いている。

Julianの最新作は'99年リリースの『Photograph Smile』で、今後も音楽活動を続ける予定。

Gary Graff、デトロイト