グローヴァー・ワシントン Jr.の一周忌

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サキソフォニスト、Grover Washington Jr.の死から12月17日でちょうど1年になる。精力的なアーティストだった彼は、その30年のキャリアにおいて25枚以上のアルバムを残している。Grover Washington Jr.は、'99年にニューヨークでCBSテレビの番組『The Saturday Early Show』を収録中、突然、心臓発作を起こし亡くなった。

彼の死に際し、多くのジャズ・アーティストたちが、Groverの音楽業界における功績や彼個人の素晴らしい人間性を称える発言を残している。
サキソフォニストのEverette HarpはGroverの大ファンだった。彼の音楽が特別である理由をLAUNCHにこう語っている。
「表現力だよ。ジャズも演奏したいと思っているすべてのR&Bプレイヤーが、ああいう風になりたいと願ってるね。彼は、ソウル、ファンク、R&B、ジャズの完璧な融合だった。演奏したいと思ったものは、何でも演奏できた。彼にとっては、簡単なことだったんだ。コード・チェンジを知ってたし、どういうふうにそのチェンジを演奏したらいいかも知ってた。必要に応じて、どうすればファンキーになるか、もしくはシンプルになるかやサックスに歌わせる方法も知ってた。サックス・プレイヤーならみんな、黒人も白人も人種に関わらず、それらの方法の多くを彼から学んだ」

トランペッターのRick Braunは、故Grover Washington Jr.と何度か共演している。
「彼は本当に優しい人なんだ。素晴らしい人間で、ショウが終わるといつも僕のところに来てくれたり、僕のショウの最中にステージの横で見ててくれたりするんだ。彼は、いつも誉めて励ましてくれた。僕がステージから降りると、抱きしめて“最高だったよ”って言ってくれるんだ。最高の人間だったよ。彼がいなくなって本当に淋しくなる。音楽的にも、個人的にもね。彼が危篤だって聞いたときは、すごくショックだった」

Gerald Veasleyにとって、Groverと共演できたことは長年の夢の実現だった。
「Groverと共演するたび、顔が自然とニヤけてきちゃうんだ。僕のその笑顔は、夢を達成した証だった。奇跡が起こったみたいなもんだったんだ。大好きなミュージシャンと共演するという夢が現実になったんだから。(共演を達成したことを)そのときも決して軽くとらえていたわけではないけど、今となっては、もっと重く受けとめておくべきだったと思う」

Janine Coveney、ロサンゼルス
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