ジョージ・ハリソンのクラシック『All Things Must Pass』が米で1月23日に再発売

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1月23日(火)、George Harrisonの名作アルバム『All Things Must Pass』が店頭発売された。このアルバムはもともと'70年に3枚組LPとしてリリースされたもの。今回はそれに4曲の未発表曲を追加、2枚組CDにリミックスされての発売となった。『All Things Must Pass』は元BeatleだったGeorge Harrisonの初ソロアルバムで、アルバムチャートでナンバーワンを獲得した。また、“My Sweet Lord”は元Beatlesのメンバーがチャートでトップを飾った初のシングルにもなった。

Harrisonは『All Things Must Pass』をレコーディングする前に、Beatlesは実質的に解散していたと語った。
「あのときのBeatlesの状況は、その、何というか“賞味期限”がとっくに過ぎていたんだ。なんとなくBeatlesはもう終わったなっていう感じで……、分かる?」と彼は言う。
「みんな、誰もがうんざりしていた時期だった。だから、曲を出したとき、エキサイティングな感じがしたんだ。長い間ためておいた曲でアルバムを出すことができた。全部リリースできて、基本的にはうまくいったと思う。ほとんどの曲は'70年の前に数年かけて書き上げたものなんだ」

Harrisonは、Beatlesのメンバーとしての曲があまりなかったので、ソロアルバムの制作は自分にとってクリエイティヴなリリースとなったとLAUNCHに語った。
「Beatlesのアルバムでは、1、2曲しか作らせてもらえなかった。だから、残った曲が山積みになっていたんだ。『I did All Things Must Pass』を制作したとき、それらの曲を出すチャンスだと思った」

今回の再リリースでは、オリジナルに収録されていない未発表曲やアウトテイクが含まれている。また“My Sweet Lord”の新ヴァージョンではHarrisonの息子、Dhaniがギターを弾いている。アルバムは、Harrisonによる新しいライナーノートもついていおり、伝説のプロデューサー、Phil Spectorがプロデュースを担当、ゲストにEric Clapton、Gary Wright、Ringo StarrPeter FramptonPhil Collins、Billy Prestonらが参加している。

Sue Falco、ニューヨーク、Craig Rosen、ロサンゼルス
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