ブルース・スプリングスティーン、“American Skin”を語る

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Bruce SpringsteenとE Street Bandの再結成が話題になっているが、それ以上に新作ライヴアルバム『Live In New York City』が大きな注目を浴びている。アルバムには2曲の新曲が収められていて、特に“American Skin (41 Shots)”は2000年6月4日のアトランタで彼らが放った問題作だ。バンドはニューヨークのMadison Square Gardenで行なった10回にわたるショウでこの曲を演奏、今回のアルバムもそこで収録された。曲は'99年2月に起きた衝突の中でニューヨーク市の警官が丸腰の西アフリカ移民、Amadou Dialloに41発の銃弾を撃ち込んで射殺した事件からインスピレーションを得ている。“American Skin (41 Shots)”は賞賛と抗議の両方を受け、ニューヨークの警官の中にはSpringsteenをボイコットすると伝えてきたものもいる。

Springsteenはロイター通信の最新インタヴューで次のように語る。
「この曲は、人種差別をダイレクトに扱っている。アメリカで多くの場合、問題となるのはそのテーマなんだ。とても重たいものだけど、今のところ宙ぶらりんのまま解決されていない……。合衆国の有色人種は犯罪者というベールを通して見られ、完全な市民権を得ているアメリカ国民なのに、それが否定されてしまう。これは21世紀のアメリカが抱える大きな問題のひとつだ」

HBOスペシャル『Live In New York City』は同ケーブルテレビで4月7日(土)午後9時(米東部標準時/太平洋標準時)から放映。

Gary Graff、デトロイト
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