ステインド、リンプ・ビズキットのFredがいなくても大丈夫

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チャートトップを獲得したStaindのニューアルバム『Break The Cycle』は、'97年の前作『Dysfunction』とは様子が違う。共同プロデューサーにFred Durstの名がクレジットされてないという事実をみるとそれが分かるだろう。Limp Bizkitのフロントマンである彼はStaindの初期の作品を手がけていた。だが、今回は打って変わって、StaindのほうからDurstを遠ざけている。これはDurstを軽視しているわけではなく、Staindがグループとしての不動のアイデンティティを確立したためだ。

Staindのドラマー、Jon Wysockiはデビューアルバムを取り巻くDurstに関するネガティヴなリアクションを嫌というほど聞かされたとLAUNCHに語る。
「つまりその、Fredが曲を書いているとか、ラストレコードになるとか、とんでもないコメントを耳にしたんだ」「曲を書いているのは僕らだし、Fredには方向性をアシストしてもらっているだけなんだ。できる限り連絡を取りあって、関係者と会ったり、そういったことを補助してもらっている。ライヴでは全部自分たちでプレイするしね。変な噂を聞くと、傷つくよ」

Wysockiは、Durstとの関係を切ったわけではないと付け加える。
「FredとLimp Bizkitには敬意を払っている。今までのように全面的にサポートしてもらいたい。だけど、曲作りとレコーディング以外の面でね。そうだろ? だから、そこから離れようとしたんだ」「これは丸ごとStaindのアルバムだ。このニューアルバムはStaindが作ったんだ。隅から隅まで全てが俺たちなんだ」StaindがBillboard 200アルバムチャートでトップに君臨している間、Durst関連の別プロジェクトで、西海岸の新人、Kennaのデビューアルバム『New Sacred Cow』がFlawless Recordsから近々リリースされる。エチオピア生まれのこのワンマンバンドは'80年代の影響を受けた試験的なポップをプレイし、初めてデモを聞いたDurstをうならせた。アルバムのスポークスパーソンはこう言う。「Fred Durstが契約したなんて信じられないだろ」「Fredは今まで長いこと聴いてきた中でこれが最高だと思ったんだ」

このアルバムはKennaとヒップホッププロダクション、NeptunesのChase Chadによるプロデュースで、 今のところ9月にリリースされる予定。

Neal Weiss, Los Angeles LAUNCH.com
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