Barks特別企画 THE GOSPELLERS『Love Notes』アンケート・インタビュー

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The Gospellers『Love Notes』スペシャルコメント到着!!

昨2000年からのロングヒットシングル「永遠に」、初のアカペラシングル「ひとり」が今だチャートを賑わす中、この追い風に乗り、リリースされたラヴソング・コレクション・アルバム『Love Notes』。

デビュー曲「Promise」から最新ヒットシングル「ひとり」まで、ゴスぺラーズの真骨頂というべきラヴソングばかりを収録した同作は見事オリコン6月18日付アルバムランキング1位を記録した。

そんなゴスぺラーズのメンバーへ、アルバムリリースのきっかけから今後の活動予定まで10個の質問を用意、彼らが答えてくれた直筆回答がバークスへ届きました。

結成から6年。ヴォーカル・グループとして変わらぬスタンスで真剣に音楽に向き合ってきた彼らの“真摯な姿”を垣間見ることのできる飾り気のない等身大のゴスペラーズを感じてもらいたい。

Barks特別企画 THE GOSPELLERS『Love Notes』アンケート・インタビュー

最新ベストバラードALBUM

『Love Notes』

Ki/oon Records KSC2-388 ¥3,059(tax in)

1 Promise-a cappella-
2 永遠に
3 NO MORE TEARS
4 八月の鯨
5 U'll Be Mine-acoustic version-
6 AIR MAIL
7 t.4.2.
8 渇き
9 LOSER
10 I LOVE YOU, BABY
11 あたらしい世界
12 カーテンコール
13 ひとり

ゴスペラーズのラヴ・ソング・コレクション『Love Notes』。

おそらく最近彼らのファンになった人なら飛びつかずにはいられないアイテムだろう。いや、もちろん以前からの根強いファンにとってもかなり魅力的な1枚だ。なぜなら彼らの名を一躍高めることになったシングル「永遠に」はもちろん、アルバム収録のナンバーやデビュー曲「Promise」から最新曲「ひとり」まで、これまでの彼らの歴史を彩ってきた楽曲が詰め込まれているのだから。

さらに「Promise」「U'll Be Mine」に至っては、アカペラ・ヴァージョンとアコースティック・ヴァージョンで新録音されている。心が揺れないワケがない。

先でも触れたとおり、今作は彼らのラヴ・ソングを中心に選曲しているが、同時に彼らの6年という歴史を振り返る意味でも興味深い内容になっている。

デビュー当初から男性5人のヴォーカル・グループとしてR&Bやポピュラーなナンバーを発表してきた彼らだが、改めてこのアルバムに触れてみるとミディアムなアカペラ作品からアッパーなアップ・チューンまで、実にバラエティ豊かな作品をこなしていることに気がつく。

また、全員がヴォーカリストであるというヴォーカル・グループならではの強みも随所で感じ取ることができる。村上てつや、黒沢薫のメイン・ヴォーカリスト代表者はもちろん、「t.4.2」では酒井雄二の、「I LOVE YOU,BABY」では安岡優のそれぞれメイン・ヴォーカルを聴くことができるし、中でも2人づつ、3人づつのコーラスが複雑に絡み合いながら1つの曲を形作った「NO MORE TEARS」は、その真骨頂。

ラヴ・ソング・コレクションでありながら、甘くなり過ぎずマンネリさせずにこれだけのヴォリュームを聴かせてしまうのは、やはりゴスペラーズの力量の大きさのなせる技だ。

文●市川美奈香


Q1『Love Notes』というラヴ・ソング・コレクション・アルバムをリリースするきっかけについて教えて下さい。

最近ゴスペラーズを好きになった人に、昔からゴスには良い曲があるのだよと、手にとりやすいCDを作った。
(安岡 優)

Q2バラエティ豊かな作品が詰め込まれた1枚ですが、選曲、曲順はどのように決定されましたか?

メンバーでは、意見がまとまりずらいので、スタッフの方々にリスナーの見地で選んでもらいました。(安岡 優)

Q3曲それぞれに印象深いものだとは思いますが、しいて挙げるならどの曲が思い入れが強い曲でしょうか? また、エピソードがありましたら教えて下さい。

『Promise』デビュー当初からの我々の決め曲。それこそそこら中の現場で歌いました。こういうアルバムに新録することはゴスペラ-ズの念願でしたし、曲への恩返しです。(酒井雄二)

Q4今回収録にあたって、デビュー曲である「Promise」と「U'll Be Mine」が新録音されていますが、これはどういった経緯からでしょうか?

Promiseはいつかアカペラで録音したいと思っていました。U'll Be Mineは去年のライヴでアコースティックアレンジをしたのがスタッフに好評だったので。(村上てつや)

Q5上記2曲を久々にレコーディングし直してみて、いかがだったでしたか? 新たな発見、驚き、印象深いエピソードがありましたら、ぜひ。

皆、声が老けました。いい感じの声になってきました。改めていい曲だと思う。(黒沢薫)

Q6今回のアルバムができあがって、やはり1枚を通して聴かれたかと思います。ご自身では、客観的にみてこの作品に対してどんな感想を持たれましたか?

ちょっとでも気を抜いたら作家として過去の自分に負けてしまうなと思った。(北山陽一)

Q7デビューしてからの6年という期間で、自分たちの変化したなーと感じる点、逆にこれは不変だなと思われるところはどこでしょうか? 音楽の変化でも気持ちの変化でもどちらでも構いません。

声と歌い方はまず変わりました。年令につれて成熟していると思います。順当に。あとバカみたいな酒の飲み方はしなくなったかなと。うまいメシに対する敬意、ある程度のフザケ、エネルギッシュ志向などの学生文化的気質は不変です。(酒井雄二)

Q8リスナーに、このアルバムをどんなシチュエーションで(あるいはどんな風に)聴いてほしいですか?

一人で悶々とするも良し。新しい恋に思いをはせるも良し。でもやっぱり、恋する人と二人でいいシチュエーションで聴いていただくのがベストだと思います。(黒沢薫)

Q98月からは、日本武道館を含む全国ツアーが始まりますが、もう構想はできているのでしょうか? どんなステージになりそうですか? 意気込みなど教えて下さい。

元気いっぱいのステージ。(村上てつや)

Q10これからのゴスペラーズの活動としての野望などありましたら。ファンへのメッセージなどもお願いします。

まずは2002年W-Cupへの歌手としての参加。あとは長期休暇。ゴスペラーズを続けつつ、ソロも。みんなのソロ、きいてみたい。(北山陽一)
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