ニール・ヤングとスティーブン・スティルス、バッファロー・スプリングフィールドの『Box Set』で絆が深まる

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Neil YoungとStephen StillsはBuffalo Springfield時代からCrosby, Stills, Nash & Young、短命に終わったStills-Young Bandに至るまで長年、意見の相違を重ねてきた。しかし、新しいBuffalo SpringfieldのCDボックス・セット『Box Set』がもたらした効果について2人の意見は完璧に一致している。2人とも揃って、この企画(Youngの発案で、他のメンバーも参加している)が両者の40年近い関係をより一層深いものにしたと言い、特に'99年に北カリフォルニアのYoungの牧場で、彼がStillsに初めてこのボックス・セットを聴かせたときのことを温かい想い出として覚えている。

Youngが振り返る。

「彼(Stills)が牧場にやってきて、一緒にCDを聴いたんだ。半分までのところで、ちょっと休憩が必要になった。2日とかそれぐらいのね。その後、再び残りを聴いたんだ。CDは4枚あって、僕らにとっては本当になんともいえないすごい経験だったよ。自分たちが成長しながら、ある程度のレベルまで達していくのを耳にし、そして今度はグループが壊れてそのままバラバラに崩れていくのを聴いたんだ。すごく学ぶことがあった」

Stillsも同意見で、この『Box Set』はYoungがアルバム『Looking Forward』とCSNYの2000年の再結成ツアーで再びStills、David Crosby、Graham Nashの3人と一緒に活動するきっかけとなったという。

「彼が“OK。俺には今、君が必要だ”って言ったよ。僕らはそこに座って、曲を聴き始めたんだけど、全部、一遍には聴けなかった。なんていうか、精神的に重すぎたんだ。だって、まるで子供の頃の時代に再び戻ったようで、それも匂いや音が全部ついた夢のような感じでさ。わかるだろう? 僕らはただ……、ただ、笑い、泣いたよ。そして、それが2人を精神的な部分で再び結び付けたんだ。本当にすごくインパクトがあったよ」

Stillsは現在、8月13日にミシガン州クラークストンのDTE Energy Music Theatreから開始されるCSNのツアー準備に入っている。また、2、3年のうちには再びCSNYでのツアーがあるだろうとLAUNCHに教えてくれた。

Gary Graff, Detroit LAUNCH.com
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