ライヴで惚れ合った2バンドがスプリット・マキシ・シングルをドロップ!

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the PeteBest & ストレイテナー…ライヴで惚れ合った2バンドが
スプリット・マキシ・シングルをドロップ!


スプリット盤というのは、もともと予算のないバンド同士がEPの片面ずつを使うことによって経費削減と、リスナーの拡大を目論み考案されたものだ。だが、現在では憧れのバンドと同じ土俵に立つことや、ニューカマーを紹介する場として様々なアイデアが出まれてきている。

今回、the PeteBestとストレイテナ-の場合も、ジャンルや活動の畑は違えどもthe PeteBest側からのラブコールによって、制作時にはお互い刺激を受け合う結果となったようだ。表題の共作1曲、各々が2曲ずつ。裏も表もない1枚のCDに収められた計5曲は、意外にも一体感がある内容だ。

と、いう訳でそんな制作経緯から合同ツアー決定までのことを、時間オーバーかまわず、田辺年男(the PeteBest)とホリエアツシ(ストレイテナ-)の両コンポーザーに語ってもらった。

楽しいだけでいい、おもしろくなかったらやめりゃいい

the PeteBest/ストレイテナー

「DRAGORUM」

Run Run Run records R3RCD-014
2001年8月25日発売 1,575(tax in)

1DRAGORUM(the PeteBest & ストレイテナー)
2bottle gourd (the PeteBest)
3MOUNT (ストレイテナー)
4SENSELESS STORY TELLER SONY (ストレイテナー)
5Buzz along !! (the PeteBest)


田辺氏(the PeteBest)とホリエ氏(ストレイテナー)より、ビデオ・メッセージが届いています!





the PeteBest

▲左から、田辺年男(Vo&G)、勝本浩史(Dr)、上総誠一郎(B)


Brand-new MAXI SINGLE
「Break'em out ep.」
Triad COCP-50494
¥1,680(tax in)
1Break'em out(featuring Genki & Mari from babamania)
2Vie
3Get into yourself
4Nothing venture,Nothing gain
5Time's change
6I feel the earth move



ストレイテナー

▲左から、ホリエアツシ(Vo&G)、ナカヤマシンペイ(Dr)

2nd ALBUM

『ERROR』

Run Run Run records R3RCD-007
1,575(tax in)
1ANOTHER DIMENSIONNAL
2DOUBLE HEADER
3BOUDER ADVENTURE
4ERROR
5SKYLAB HURRICANE
6T.W.D.A.L.L.A


――スプリットを制作するにあたっての経緯は?


▲the PeteBestの田辺年男。ホリエ氏の一言一言を心配かつ面白げに聞き入る様子は、兄さんのよう(?)。
田辺:
捜していたんですよ、相手を。他のアーティストと何かやりたいなって思いがあったんで、色んなCDを聴いたり、ライヴを観に行ったりして。で、ストレイテナーがメチャメチャいいなあってことで。

ホリエ:
the PeteBestは、数曲知ってるって程度だったんですけど、音源聴いて、カッコいい~、やります!って(笑)。次の音源どうしようかって悩んでいた時期だったんで、丁度良かったな。今までよりたくさんの人に聴いてもらえることは間違いないし。

田辺:
前作、babamaniaと一緒にコラボレーションしたんだけど、それが凄く楽しかったんですよ。他のヴォーカリストが参加することによって曲が大きくなったりするし、それを一緒に喜べたりする。それと同時に自分を冷静に見れたりもできるんだよね。だから、人と演るのって楽しいなって味を覚えちゃったな。

――なるほど。曲作りに入る前に、作品のトータルのイメージや収録曲の打合せはしたのですか?


▲ストレイテナーのホリエアツシ。おだやかな顔をしながら田辺氏にツッコミ入れつつ、尊敬の念を全面に現わしていました(笑)。
ホリエ:
何となく、だけですね。お互いのバンドの共通点っていうのは分かってるんだけど、その辺を踏まえての駆け引きというか、バトル(笑)!

田辺:
うん。共作曲(「DRAGORUM」)を作るときも、トータルでこうしよう、ってのは無かったよね。ただストレイテナーが録音しているスタジオに遊びに行ったとき、アグレッシヴな曲をやってたのでスローな曲を入れても違うなと思いつつ、勝ちに行こう!と(笑)。アツシが作った曲を聴いてから作ったけど、それによって方向性を変えるってのはなかった。ただストレイテナーの曲ってメロディがすごくいいんだよね。僕たちは('99年に4人編成から)3人になってから、いかにバンドの音やグルーヴを出すかってことばかり考えていたから、“純粋にメロディっていいなあ”ってまた思わせてくれたよね。それはありがとうって感じですね。

ホリエ:
ストレイテナーとしては「MOUNT」はもともと作ってあった曲なんです。でも、自分たちの中で違うというか、演奏面での問題があって発表してなかった。でもようやく演れる時期が来た、って感じですね。で、「SENSELESS STORY TELLER SONY」は今回書き下ろしました。今回スプリットでやればライヴなんかで共演が可能だし、そういう意味では今ではこの為の楽曲になってますよ。

――CDの内容にトータル性があったんで、わざと企てたのかと思いましたよ。

田辺:
自然に、こうなったなあ。

ホリエ:
確かに、全部の曲、「俺の、俺の!」って感じだったから(笑)。

田辺:
でも、5曲全部にアツシの声入ってるんだよね。スタジオで朝5時くらいまで引っ張ってコーラスを入れてもらってね。入ってくれたことで凄く良くなった。

ホリエ:
歌詞の面でも全然タイプ違うんですよ。年男さんは思想的なものが多くて、僕はあまり表に出さないというか、何考えてるか分からないものが好きだから。

田辺:
これ、こういう意味かなって思って訊いたら、全く逆だったりしてね(笑)。

――では、今作作ってみて、バンドとして互いが変化したと思える点は?

田辺:
他人とやるってことはウチのメンバー的には刺激になってますね。枠みたいなもんをとっぱらう作業だし、自分らもしっかりせなってもんだし、レベルアップ出来ることだとも思うから。だから今は、曲が出来る度、誰を呼ぼうかって考えて電話してます。だからthe PeteBestに対する定義も変わってきてますよね。以前は自分らだけでやるしかなかったけど、今では、コラボレートによってどれだけ良く出来るかって気持ちですね。

ホリエ:
ストレイテナーとしてはアルバム2枚出てるんだけど、2枚ともその時の気分で作ったんで、今後は先を考えて曲とか作っていこうかなって。バンドとしてここをちゃんと聴いて欲しいんだってのを考えてたりね。前は自分等がよけりゃいいって感じだったんですけど、今は人の話を聞くようになったというか……。

田辺:
大人になったんだね(笑)。ストレイテナ-はコ-ラス一つとっても良いなあと、才能感じたし。アツシとかはもっともっと出していった方が良いよ。


tPBpresents
V.A.I-03 Value Artist Interface
the PeteBest/ストレイテナー
SPLIT TOUR
<DRAGORUM>

9/29(土) 広島Cave be
9/30(日) 福岡DRUM SUN
10/2(火) 大阪十三ファンダンゴ
10/4(木) 名古屋アポロシアター
10/9(火) 新潟JUNK BOX mini
10/10(水) 仙台MA.CA.NA
10/11(木) 渋谷club asia
※Total Information
SEED 03-3498-1332

――それでは、両バンドの近況と、9月下旬から行なわれる合同ツアーについて聞かせて下さい。

田辺:
実はthe PeteBestは、このスプリットのあとすぐにアルバム制作の話になっちゃって。ぶっちゃけると曲のストックが無くってね(笑)、これもよく出来たなって感じなんですよ! でもそれが終わったらご褒美の楽しいツアーが待ってるって感じ!

ホリエ:
ツアーは楽しければいいな。僕たちは自分たちだけでツアーする気がないんですよ。だから好きなバンドと一緒に廻れるんだったらなお嬉しい。

田辺:
俺らはもう日本何周したんだろう…。でも最近ツア-に対する考えが変わって来て、純粋に楽しめるようになった。最初のほうがいらないことばかり考えていたね。今は、それこそストレス発散の場にもなってるし、そんなときに一緒に廻れるからすごくタイミングもよかった。まあ、ストレイテナーの2人には手取り足取り教えたろかと(笑)。それこそ部屋でトランプして罰ゲームしたり、話して寝るだけで楽しいからね! ちょっと前まで、楽しいってこと忘れて、色んなこと考え出しちゃって分からなくなったんだよね。でも、今また、楽しいだけでいい、おもしろくなかったらやめりゃいいってところに来れたな。

――the PeteBestは大きく変わりましたよね。

田辺:
やっぱり今思ってもメンバー(G)が抜けたってのは大きかったですよね。それから自分らしさで作っていけて、実際前のbabamaniaと作ったシングルは楽しいだけでやったし。自然になったんじゃないですかね。だから、今作は…「聴け!」の一言(笑)。

ホリエ:
今作は、勢いで、最初から最後まで、曲間も無しで、「ガガーっと聴けよ!」ですね!

取材・文/中島儀幸

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