ソニック・ユース、パール・ジャムのEddieらが出演する米国版“オール・トゥモローズ・パーティ”が来年3月に延期

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10月19、20日にカリフォルニア州ウエストウッドのUCLAで開催が予定されていた音楽フェスティヴァル“All Tomorrow's Parties(ATP)”の延期が決定した。英国の人気フェスティヴァルの米国ヴァージョン第1回目となるはずだったが、テロ事件の影響を考慮して、ホストを務めるSonic Youthがイベント延期という決断を下した。

Sonic Youthは次のようにコメントしている。
「9月11日の事件と現在の不安定な世界情勢を考慮し、ATPの開催を'02年初期まで延期することにしました」

フェスティヴァルにはSonic Youth、Pearl JamのEddie Vedder、StereolabTelevision、元PavementのヴォーカルであるStephen Malkmusなどが出演することになっていた。新しい開催日程は'02年3月15日から17日となっているが、出演アーティストに変更があるかどうかについては、現在のところなにも発表されていない。

Sonic Youthはコメントの中でこうも記している。
「個々の旅行に対する心配があり、チケット売上も完璧にストップしている。そして、予測のつかないブッシュ/タリバンの対立状況における全般的に漂っている不安な空気というものが、延期を決めた大きな理由です。また、今は子供たちに安定した環境や精神的な支えを与えてあげるという責任を最優先すべきだと考えています」

メンバーがNY出身のSonic Youthは、テロ事件の影響を受けた人たちのためのチャリティ・ライヴを10月7日にNYで行なう予定だ。現在のところ、会場はまだ発表されていない。

Sonic Youthの新アルバム制作もテロ事件の影響を受けている。作業を行なっていたスタジオはNYの“グラウンド・ゼロ(爆心地)”の近くだった。
「ほとんどの場所が近づくこともできず、何人かは自宅から避難させられていて、何人かは直接、攻撃による爆風などの被害を受けている」

しかしSonic Youthは、それでもくよくよせずフェスティヴァル開催をずっと前向きに考えていたのだった。
「そのままATPを開催するつもりで準備していた。関わっている人たちはみんな、イベントでこの危機に向き合い、収益を寄付する準備をしていたんだ」

Darren Davis, New York LAUNCH.com
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