【2001秋~冬スペシャル】I&IのCafe 特集♪…仕事のフリして食べ歩き☆

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I&IのCafe 特集♪…仕事のフリして食べ歩き☆

いや~もう、すっかり秋ですね。いや、冬も目の前♪

読書とかスポーツ…とかいうけど、やっぱり秋になったら“食欲”です。
「美味しいものが食べたいよー」と後輩Iは先輩Iにダダをこね、お決まりの展開でBARKS CAFE担当のI&IはCAFE取材を敢行!

同時に音楽界もカフェにちなんだコンピレーションが続々登場するという、ちょっとしたカフェ・ブーム。
そんなこんなで最近リリースされた3枚のコンピを持ち出し、いざGO GO!!!

どのCafeも雑誌をみてチェックしたのではなく、街の噂を敏感にがっちりキャッチするI&Iが口コミをもとに独自の調査。
東京の一部に限ってのお店ですが、その駅にいったら絶対チェックして欲しい! というお店をピックアップしました。
というか、食べに行って来ました(笑)。

疲れた心を癒し、お腹を満足にさせてくれる4件と、そこにピッタリ合う3枚のCD。ちょっと休憩してみてはいかが?


【CafeCafe】@三軒茶屋駅 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
東京都世田谷区下馬2-20-5
TEL:03-5432-0456


『バート・バカラック・プレゼンツ~スウィート・メロディーズ』

WPCR-10378~9 2枚組 3,400 (tax in)
作曲家/アレンジャー/プロデューサーとして世代をまたがりとても有名なバート・バカラック。そんな彼が'60~'90年代に残した収録曲の中からポップス、R&B、ライト・ジャズ、映画音楽などオール・ジャンルでまとめたコンピレーション2枚組み。

オフィシャルページはこちら
東急田園都市線の三軒茶屋駅から、栄通り商店街を抜けしばらく歩くと見えてくる、白い建物の可愛らしいカフェ“CafeCafe”。

オープンから1年程しか経っていない店内は、アットホームでとても温かみのある雰囲気。I&Iは、中に入っただけですっかりリラックス・モードに入ってしまった。でも店内で出される料理やドリンク、そしてデザートにはかなり本格的なこだわりをみせる。


▲レンズ豆のクリームがたまらないケーキとほんのり甘さが感じられる紅茶。この組み合わせはベストかも…。
バナナティー:¥550、レンズ豆のモンブラン:¥600
オススメ・ドリンクはバナナティー。スリランカの茶畑と契約し、そこで採られる茶葉を使った紅茶に、生のバナナを2切れ入れたもの。フレイヴァ・ティーは一切使用せず、強すぎない自然なバナナの甘い風味が、紅茶としっかりマッチしてほ~んのりと幸せな気持ちにさせてくれる。

さらにI&Iをハッピーにさせてくれたのが、レンズ豆のモンブラン。レンズ豆を甘く煮て裏ごしたものを、モンブラン風に仕上げたもの。一緒に添えてある手作りメレンゲのサクサク感もまたタマラナイ!

取材当日、店内でもバート・バカラックのポップス・コレクション『バート・バカラック・プレゼンツ スウィート・メロディーズ』を流していただいき、雰囲気とピッタリ・マッチ。

是非一度、“バナナティーとモンブランとバカラック”を堪能してもらいたい。

CafeCafeの堀美佳さんのCD感想
「バカラックは誰でも一度はハマル時期があると思うんですよ。バカラックの曲はきっと珈琲よりも紅茶が合うと思うんですよね。1曲目のカーペンターズの「クロース・トゥ・ユー」にグッと引き寄せられて、紅茶を飲むヒトトキ、っていう感じになりますね。思わず口ずさんでしまう…この“お茶とケーキとバカラック”っていうコピーってホントにピッタリだと思います。若い子でも馴染みある、親しみやすい曲も多いし。幸せな時期が来る、という感じ。お店だけじゃなくて、1人でお茶を飲んでいても聴きたくなる、そんなCDだと思いました。」

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪【baseket club】@下北沢駅
若者の街、下北沢。たくさんのライヴハウスが点在し、大勢の音楽好きで活気づく南口。それとは反対側に少し落ち着いて洋服屋などが建ち並ぶ北口から5分ほど歩いたところにケーキ屋“basket club”はある。
目の前の強烈なカレーの匂いで見逃しやすいこのお店は、知る人ぞ知る、素朴で甘すぎないケーキが食べられるお店だ。


▲巨大なシフォン・ケーキには本当にビックリ♪ フアフアで、しっとりとしてしかもまろやか。ここだけのシフォンです。
アールグレイ・シフォン/コーヒーセット:¥900
そんなこのお店の人気はなんといってもフワフワでちょ~ビッグなシフォンケーキ。バナナ/アールグレイ/チョコ/シナモンと4種類あり、普通でも満足いく大きさだが、さらに“大きめ”と注文すると値段はかわらず大きくカットしてくれる。

また、温められた自然な甘さのアップル・パイやチェリー・パイは、冷たいバニラアイスクリームと一緒に…。とにかく癖になるケーキは本当に美味しい。

そしてオーナーの遠藤氏はかなりの音楽好き。ちょっと前まではジャズ一色だったのだが、最近はなぜかフォーク・カントリーにはまり、店内もそういった音楽が心地よいヴォリュームで流れている。ちょっとした音楽好きにはたまらないお店だ。
東京都世田谷区北沢
basket clubさんのCD感想
「あまり、バカラックの曲と思って聴いたことがないんだけど、知らない間に聴いている曲でバカラックが作ったっていう曲がたくさんあるよね。バカラックは本当にいい曲を書くのに作曲家としてあまり注目されないのが残念。僕としては彼の曲はボサノヴァとの相性がいいと思う。シンプルのコードと複雑なコードが組み合わさってるから、これってボサノヴァっぽいよね。
このコンピは本当にいろんなジャンルの人が歌っているね。ある意味ポップだから、みんなが聴いたことある曲がたくさん入っている。聴くのはなんか午前中から昼間の12:30くらいまで(かなり拘っていた)って感じかな。ホットコーヒーとベイクドチーズケーキと一緒に。これは(僕的に)鉄則! 最後にバカラックとエルヴィス・コステロが歌っている曲「ゴッド・ギヴ・ミー・ストレングス」はさすがと思った」

【Waffle's beulah】@代官山 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
渋谷区代官山町10-3 TEL:03-3476-6721


『COMPOST for Caf_ Apres-midi』

AICT-179 2,520(tax in)
JAZZANOVA、KYOTO JAZZ MASSIVEなどを擁するドイツのレーベルCOMPOST RECORDS。ボッサ、ジャズ、ラテン、ブレイクビーツ、アフロなどさまざまな音楽要素を取り入れ、ダンスミュージックと共に発達したこのレーベルの音楽が今、洋服屋、雑貨屋など耳にするようになり、若者の間で注目を浴びている。そんなCOMPOSTの音源から元bounceの編集長であり、現在は渋谷の人気カフェCaf_ Apres Midiを経営する橋本徹氏がセレクトし、それが1枚に収められた。カフェを視点とした、音源がここにある。
駅前にショッピング・モールができてから、洋服屋さんが次々にでき、一気に若者が集まるショッピング・タウンと変革をした代官山。

そんな大きなビル群にも負けず、小さなショップが建ち並ぶ代官山から渋谷へと抜ける道に、土日になると開店前から行列を作るというワッフル屋さんがあると訊いて向かった。細い路地をはいってすぐのところにあるこのお店は緑に囲まれガラス張りで気持よい陽の光が入ってくるお店。


▲ワッフルはすごく甘そうに見えるけれど。とても甘さは控えめ。ドリンクもケーキもカラメルの香ばしい味がとっても美味。
キャラメル・ソース&ロースト・ココナッツ&アイスクリーム :¥850、カフェ・キャラメル:¥650
中に入るとぷ~んとイイ匂いが…。

このお店にきたらもちろん、ワッフルを食べなくては…。机の真ん中にはメイプル・シロップがおいてあり、いや~プレ~ンも美味しそう。

でもオススメでだしてくれたのはカラメル・ソースとアーモンドが微妙にからまったキャラメル・ソース&ロースト・ココナッツ&アイスクリーム。見た目はすご~く甘そうだが、意外にそうでもない。でもビッグサイズのワッフルが2枚もついていてヴォリュームは満点。

そして飲み物はアイス・カフェ・カラメル。こちらも意外にあっさり。ちょうどよい甘さは魅力的だ。

そしてなんといってもかわいい店員さん☆の笑顔も最高! 音楽もいろんな音楽が流れていてとてもいい感じ。

Waffle's beulah店員さんのCD感想
「ジャズとかボッサとかってとてもカフェに合うと思う。すごく気にならない、居心地のイイ音。その点でやっぱりCOMPOSTの音源っていうのは古臭くない、若者っぽい音源で、お店の雰囲気とかも今っぽく作れるんじゃないかな。このコンピは本当に今っぽい音ですよね。」

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪【カフェ8】@表参道
高級ブティック店が建ち並ぶおしゃれ~な街と知られる表参道。そんな駅前から麻布方面へ行く細い道の途中に知るひとぞ知るカフェ8がある。

1階と2階はTime and Styleというインテリア・ショップ、そして3階にそのカフェはあるのだが、天気のいい日は外でなんて、カフェテリアの室内とあわせてとてもゆったりとできる雰囲気だ。

店内はなんと、普段お目にかかれないようなブルース、ジャズ、レゲエなどのアーティスト・ライヴ・写真がずらり。定期的にコーディネイトしなおしてるようだが、音楽好きなら絶対にワクワクしてしまう店内だ。

本当に和やかな雰囲気のこのお店は“子供にもちゃんと食べてもらうような温かな家庭料理”を目指したカフェ。また、プロデューサーのキヨノ氏が食べられないもので苦労した結果、全ての料理がアレルギーの方などにも安心して食べられるように、旬の野菜を用いたオーガニック料理となっている。


▲チョコレート・ケーキはビターな大人の味。とても健康に気づかったお菓子です。
自家製チョコレートケーキ:¥600、
ソイチーノ:¥600
今回はデザートということで、こちらも純粋なオーガニックのカカオ豆を用いたチョコレートケーキ。

甘さはメイプル・シロップで引き出し、ちょっぴりほろ苦いビターなチョコだ。また、ディコレーションはその時々で、旬のフルーツや豆腐でできたソイ・クリームがそえられている。

また、飲み物はスチームにかけられた豆乳がふんわりのってる、ソイチーノ。また、オールナチュラル素材での酵母から作ったオリジナルブレットもかなり魅力的です。

料理もリラックスムードも満点なこのお店、弱りかけてる方にはホント、おすすめです。

カフェ8さんのCD感想
「お店に来るお客さんはやっぱりJAZZをかけてると本当に評判がいいんです。店内もミュージシャンの写真が飾ってあるのでたぶん音楽好きにはたまらないでしょう。このコンピレーションもボッサが中心でホントにお店の雰囲気も明るくなり、それでいて気にならない。なんかリラックスするのに最高ですね。」
http://www.timeandstyle.com/cafe8/top/


『Cafe Apres-midi Vigogne』

PCCY-01520 2,548(tax in)
くつろぎ系カフェの先駆け的存在となった渋谷で大人気のカフェ、Cafe Apres-Midiをそのままタイトルに用いたコンピレーション・シリーズ『カフェ・アプレミディ』。そしてこの『Cafe Apres-midi Vigogne』はまさに決定版ともいえる内容になっている。'60~'70年代にかけてのヨーロピアン&ブラジリアン・ボッサ、サンバ、ジャズ、ネオアコ…。『COMPOST for Cafe Apres-midi』よりはどちらかというと原点に戻った作品だ。
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