元ラ・ブーシェのシンガー、メラニー・ソーントンが飛行機墜落事故で死亡

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'90年代半ばにドイツを拠点に活躍したダンス・ポップ・デュオ、La Boucheの元メンバーでシンガーのMelanie Thorntonが、先週末にスイスで起こった飛行機墜落事故の被害者となり亡くなった。34歳のシンガー、Thorntonは、11月24日(土)にスイスのチューリッヒで着陸寸前に墜落したクロスエアの旅客機に乗っていた。

Thorntonは事故当時、ヨーロッパ発売の新ソロ・アルバム『Ready To Fly』のプロモーション・ツアーを行なっている最中だった。この事故で彼女を含む24人が死亡、乗客7人と乗務員2人が一命を取り留めた。事故原因については現在も調査中。

ThorntonはパートナーのLane McCrayと共にLa Boucheとして“Be My Lover”“Sweet Dreams”“Fallin' In Love”“You Won't Forget Me”などのヒットを飛ばした。世界中で1000万枚以上のアルバムを売り上げ、15カ国でゴールドおよびプラチナを認定されている。Thorntonはソロ活動を行なうために約1年前にLa Boucheを脱退していた。

Thorntonは以前、昔からずっとシンガーになりたかったとLAUNCHに語っていた。

「本当に小さな頃、6歳になるよりも前から歌手になりたいと思っていたのを覚えているわ。Nancy WilsonやPatti Labelle、Aretha Franklin、Roberta Flackとかを聴いていたのを覚えてる。ママが土曜日の朝にお掃除をしながら聴いてた人たちよ。そこに私がヘアブラシを持ってきて、曲にあわせてずっと一緒に歌ってね。ステージに上がるのを夢見て、その姿を想像してたの。それがずっと私の大きな夢だった。何度この台詞を言ったかわからないけど、ステージに立てるということが私の“Sweet Dream(甘い夢)”なのよ。好きなことをやって、それで生活できるっていうことがね」

ThorntonのレーベルでベルリンにあるX-Cell Recordsの代表、George Glueckがコメントを発表している。
「Melanieの死は、私たち全員にとって大きなショックでした。私たちが失ったのは偉大なアーティストだけではありません。長年、仕事を共にする中で、彼女は私たちの真の友人となっていました。Melanieの遺族および友人の方々に心よりお悔やみ申し上げます」

Thorntonはシングル“Wonderful Dream(Holidays Are Coming)”が好調で人気を集めているところだった。アルバム『Ready To Fly』に収録されているクリスマス・ホリディをテーマにした曲で、ドイツでのCoca-Colaのキャンペーンのテーマ曲にも使用されている。シングルはドイツで11月26日に発売された。

Jason Gelman, New York LAUNCH.com
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