【イベントレポート】今年も大満足のCLASSIC ROCK JAM X 2001

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今年も大満足のCLASSIC ROCK JAM X 2001

今年も、J-ROCK/POPの人気アーティストが一堂に会して往年のロック・ナンバーをジャムりまくる恒例イヴェント“CLASSIC ROCK JAM”の季節(?)がやってきた。

最近は年に一度の開催となっているが、今回で第10回を迎えるとあって、参加ミュージシャンの方もお馴染みの顔触れが勢揃い。雨の中、集まった観客の年齢層がちょっと高めだったのは、やはり…出演者のラインナップによるものなのか。ただ、聖飢魔II人気の根強さにはビックリ。しっかり“悪魔メイク”で白塗りしてきてるファンも見かけられた。

では、そのセット・リストと演奏メンツを振り返りつつ、それぞれ簡単にコメントしていこう。


雨も何の、最高にすてきなCRJ X 2001


▲小暮“SHAKE”武彦のギター・サウンドに絡む、寺田恵子。お宝ショットですな。






▲ご存じ元JUDY AND MARYのドラマー、五十嵐公太。今年のCRJは大活躍。






▲ZIGGY時代から、風貌も全く変わらない森重の勇姿。






▲ド派手な衣装でステージを飾るDIAMOND◇YUKAI。






▲髪も切ってイケメン度アップのシャ乱QのHATAKE。






▲ロック界の重鎮、山本恭司。さすがのパフォーマンスをたっぷり披露!






▲閣下登場! その人気もさることながら、やはりヴォーカリストとしての実力が凄い!






▲アンコールではまさしくオールスターの饗宴! こんなステージ、一生に一度だぞ。






▲ジャパニーズ・ロック界のお母さん、東海林さんも、アンコール前に駆けつけ、ステージでご挨拶! 盛り上がるぜぇ!






▲また、来年も楽しみ…ということで、次のCRJも大いに期待するのであった…。

all pix by 山田晋也/Shinya Yamada

SE
Immigrant Song(LED ZEPPELIN)....

まず、暗転と同時にSEとして流れてきたのは、レッド・ツェッペリンの「移民の歌」だ。それをバックに第一陣がスタンバイし、準備完了するとSEがフェードアウト…そして、いよいよ“CLASSIC ROCK JAM X 2001”の幕が切って落とされた!

1
Jumpin' Jack Flash(THE ROLLING STONES)....

<Vo>寺田恵子
<G>小暮“SHAKE”武彦
<B>渡辺敦子
<Dr>五十嵐公太
<Key>石黒 彰
オープニングを飾ったのはストーンズの超有名曲。すっかりこのイヴェントの常連となった寺田恵子が満員のオーディエンスをグイグイと引っ張っていく。元PRINCESS PRINCESSの渡辺&元JUDY AND MARYの五十嵐というリズム隊のコンビネーションも見事だ。

2
C'mon Everybody(HUMBLE PIE)....

<Vo>寺田恵子
<G>小暮“SHAKE”武彦
<B>渡辺敦子
<Dr>五十嵐公太
<Key>石黒 彰
続いてはエディ・コクランの「カモン・エヴリバディ」だが、ここではハンブル・パイのヴァージョンが披露される。演奏はかなり危なっかしいものの、それぞれ忙しい人達ばかりなのだから、リハ不足なんて当然。お楽しみのセッション大会なのだから細かいことは言いっこなし。サビでは一緒に歌うオーディエンスの姿も見られた。

3
Toys In The Attic(AEROSMITH)....

<Vo>森重樹一
<G>小暮“SHAKE”武彦
<G>大橋隆志
<B>市川“JAMES”洋二
<Dr>五十嵐公太
<Key>石黒 彰
シンガーがSNAKE HIP SHAKESの森重樹一に交代し、ギターも2本になってエアロのノリノリ・チューンへ。元THE STREET SLIDERSという市川のグルーヴ感満点のベースもイイ! しかし…何故か今ひとつ盛り上がらない。ちょっと森重に焦りの色が見られる。

4
Substitute(THE WHO)....

<Vo>森重樹一
<G>小暮“SHAKE”武彦
<G>大橋隆志
<B>市川“JAMES”洋二
<Dr>五十嵐公太
<Key>石黒 彰
ザ・フーの代表ナンバーだが、ややマニアックな選曲だったか…観客も今ひとつノリきれないといった様子だ。森重のヴォーカルもかなり荒い。


5
Sympathay For The Devil(THE ROLLING STONES)....

<Vo>DIAMOND◇YUKAI
<G>大橋隆志
<B>市川“JAMES”洋二
<Dr>五十嵐公太
<Key>石黒 彰
<Cho>寺田恵子&渡辺敦子
シーケンサーのファンキーなリズムをバックに、フロントがDIAMOND◇YUKAIに交代。ガンズ・アンド・ローゼスもカヴァーしたストーンズの「悪魔を憐れむ歌」が、実によくハマっている。マラカス片手に登場した寺田&渡辺によるコーラス・ギャル(?)もいい感じだ。一気にノリが戻ってくる。

6
Me And Bobby McGee(Janis Joplin)....

<Vo>DIAMOND◇YUKAI
<G>大橋隆志
<B>市川“JAMES”洋二
<Dr>五十嵐公太
<Key>石黒 彰
ところが、YUKAIがアドリブを入れまくるジャニスのこの渋い選曲に、またまた盛り上がり曲線が停滞を見せ始める…。途中、ブレークしてアカペラがあったり、ピアノ→ハープ→ギターというソロ回しもあったにもかかわらず、やっぱりこういったイヴェントでは、誰もが知ってる曲…というのが求められるのだろう。

7
I Got The Fire(MONTROSE)....

<Vo>生沢佑一
<G>杉田一浩
<B>恩田快人
<Dr>雷電湯沢
<Key>石黒 彰
メンバーが大きくチェンジし、いっそう大きな歓声が挙がる。どうやら、最も熱い声援を浴びているのは、元聖飢魔IIの雷電のようだ。選曲は、かつてサミー・ヘイガーを擁したモントローズのナンバー…と、またまた通好みではあるものの、マイク・スタンドを派手に使った生沢(TWINZER)のアクションの効果もあって、意外なぐらいに盛り上がった。

8
Dream On(AEROSMITH)....

<Vo>生沢佑一
<G>HATAKE
<B>恩田快人
<Dr>雷電湯沢
<Key>石黒 彰
本日、2曲目のエアロ。泣きのバラードの名曲として知られるこの曲は、HATAKEのギターと石黒のキーボードが大活躍。生沢はちょっと苦戦していたようだった。そういえば、元聖飢魔IIのサポート・メンバーだった石黒は、この日ずっと出ずっぱり…。曲を覚えるだけでもそうとう大変だったのではないだろうか。

9
Fool For Your Loving(WHITESNAKE)....

<Vo>生沢佑一
<G>HATAKE
<B>恩田快人
<Dr>雷電湯沢
<Key>石黒 彰
さて、ここで生沢の十八番とも言うべきホワイトスネイク・ナンバーだ。水を得た魚の如くブルージーな歌唱と華麗なマイク・スタンドさばきで魅せまくる生沢だが、サビを観客に歌わせようとしたのはちょっと失敗だったかも。ちなみに、'80年のオリジナル・ヴァージョンではなく、スティーヴ・ヴァイ加入時の'89年版アレンジでプレイされておりました。尚、ここで前半戦が終了──。

SE
Dirty Deeds Done Dirt Cheap(AC/DC)....

豪華プレゼント大会を挟んで、後半戦はAC/DCのSEからスタート。3つのドラム・セットを移動させて、“ANTHEMロゴ”入りのツー・バスが真ん中に…。これだけで、一部観客がざわめき始める!

10
Born To Be Wild(STEPPEN WOLF)....

<Vo>竹内光雄
<G>加納秀人
<B>恩田快人
<Dr>本間大嗣
<Key>石黒 彰
元D.T.R.の竹内の派手なパフォーマンスでステッペン・ウルフの「ワイルドでいこう」が炸裂。ギターはこの“CRJ”の長老とでも言うべき加納が担当。そして、いきなりドラムスの音がデカイ!と思ったら、現アンセムの本間だった。やっぱり彼のドラム・プレイは凄い!!

11
Dr.Feelgood(MOTLEY CRUE)....

<Vo>竹内光雄
<G>加納秀人
<G>杉田一浩
<B>恩田快人
<Dr>本間大嗣
<Key>石黒 彰
<Cho>寺田恵子&渡辺敦子
さぁ、ここから一気にパーティのノリへ突入だ。再び寺田&渡辺のお色気コーラス隊が登場してのモトリー・クルー(&和製ナスティ・ハビッツ?)は、LAメタルのゴージャスな雰囲気をウマく再現。加納と杉田(Bump'n Grind)のソロ・ワークも絶妙だった。

12
Sweet Child O'Mine(GUNS N'ROSES)....

<Vo>真行寺恵理
<G>加納秀人
<G>杉田一浩
<B>柴田直人
<Dr>本間大嗣
<Key>石黒 彰
フロントにパジャマみたいな衣装の女の子が陣取ったので、一瞬「何だ?」と思ったら、真行寺恵理だった。曲はガンズの大ヒット・ナンバー。普段はロリ声入ってる真行寺だが、歌声は驚くほどパワフルだ。ベースが柴田直人に交代して、さらにリズムがヘヴィさを増す!

13
Hard Luck Woman(KISS)....

<Vo>真行寺恵理
<G>加納秀人
<G>杉田一浩
<B>柴田直人
<Dr>本間大嗣
<Key>石黒 彰
一転してキッスのまったりとしたバラードへ。怒涛の後半に向けて、いい感じのアクセントとなったと思う。



14
Stargazer(RAINBOW)....

<Vo>坂本英三
<G>加納秀人
<G>杉田一浩
<B>柴田直人
<Dr>本間大嗣
<Key>石黒 彰
ここから、一気にハード&ヘヴィ指数が急上昇! アニメタルでもお馴染みの坂本の登場で、ステージ上にはアンセムの現メンバーが3人揃ったことになる。
彼等を目当てにしていたであろうメタル・ファンのヴォルテージも一気に高まった。しかも、「いきなり8分以上の大作を演ります…」と坂本がMCした通り、レインボーの往年の名曲が重々しくスタート! 会場が瞬く間にファンタジックで妖しい空気に包まれる。柴田のベースが重く太いのも心地好い。

15
Still Loving You(SCORPIONS)....

<Vo>坂本英三
<G>加納秀人
<G>杉田一浩
<B>柴田直人
<Dr>本間大嗣
<Key>石黒 彰
超大作を気持ち好く歌いきった坂本がもう1曲、今度はスコーピオンズの感動的なバラードを歌い上げる。いつもながら、すかさず会場全てを自分のペースに持ち込んでしまう坂本のフロントマンとしての才覚には驚くばかりだ。加納のギターも泣きまくり!

16
Purple Haze~Little Wing(Jimi Hendrix)....

<G,Vo>山本恭司
<B>石川俊介
<Dr>雷電湯沢
<Key>石黒 彰
アンセム組がステージをあとにして、BOW WOWの山本恭司がフロントに。元聖飢魔IIのリズム隊を従えた彼が思い入れタップリにプレイし始めたのはジミ・ヘンドリックスの有名曲2連打だ。すっかり自分の世界に入り込んでしまった山本は大マジ。今年5月に“ギター仙人”ことウリ・ジョン・ロートと共演した時のことを思い出させるその壮絶なるプレイは、セッション大会としての“CRJ”を何とも荘厳な雰囲気に変えてしまった。

17
Only Time Will Tell(ASIA)....

<Vo>デーモン小暮
<G>山本恭司
<B>石川俊介
<Dr>雷電湯沢
<Key>石黒 彰
しかし、続いて石黒がシンセザイザーによるイントロ・フレーズを弾き、満を持してデーモン閣下が登場するや、再び会場のノリはいつもの“CRJ”のそれに戻る。この──デーモン登場の瞬間を待ちわびたファンがいかに多かったかは、少なからず黄色い声も混じった凄まじいばかりの大歓声が沸き起こったことからも明らかだ。そりゃあ…ステージ上にギターを除く聖飢魔IIのラインナップが3人(+石黒)揃ったのだから、当然と言えば当然。言うまでもなく、ここでこの日一番のピークがやってくる。デーモンによる「キミタチサイコダヨ♪」というMCも、分かる人には分かる…といった感じで笑わせてもらった(編集部註:ASIAの中心的メンバー、ジョン・ウェットンがASIAを結成する前に活動していたUKのLIVEアルバムで聴ける有名なセリフ。もちろんLive in Japanの音源である)。


18
Detroit Rock City(KISS)....

<Vo>デーモン小暮
<G>山本恭司
<G>加納秀人
<B>石川俊介
<Dr>雷電湯沢
<Key>石黒 彰
そして、加納を加えてキッスの定番チューンが続くと、もう会場はお祭り騒ぎ状態だ。曲紹介の時にデーモンがキッスのライヴ開始を告げるナレーションをもじったMCをキメたのも芸が細かった。然るべきフロントマンがちゃんとラストを締めてくれるのは何とも心強い。演奏も安定していたし、トリに相応しいパフォーマンスだったと思う。

Encore
Rock And Roll(LED ZEPPELIN)....

♪全ミュージシャン総出演♪
…というワケで、アンコールはお約束のレッド・ツェッペリン・ナンバー。出演者全員がステージに勢揃いして、次々とソロを回していくのもこういったイヴェントならでは。気が付けば、開演前にあれだけしとしとと降り続いていた雨足もずいぶんと弱まっていた。

果たして、次回は一体どんなメンツが集まるのだろうか──今から楽しみだ!

奥村裕司/YuziOkumura

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