ウータン・クラン、NYでスペシャルパフォーマンスを行なう

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Wu-Tang Clanは12月19日(水)夜、NYのHammerstein Ballroomで開かれたアルバム・リリース・パーティで、新旧取り混ぜたすばらしい曲の数々を披露し、ヒップホップ史に残るベストグループのひとつであることを再び証明した。Wu-TangはBlack Nights、Streetlife、12 O'Clock、Killa Army、シンガーのJaheim、DJのMister C.他と共に出演、満員の会場で12月18日(火)に発売されたグループ4作目となる『Wu-Tang Iron Flag』のリリースを祝った。

Ol' Dirty Bastardの名場面がいくつかフィーチャーされた、昨年の『The W』でのパーティほど盛り上がりを見せたわけではないが、Wu-Tang Clanはそれでも、ファンに少林寺スラング、エネルギー、ソウルパワーなどをふんだんに提供した。現在服役中のOl' Dirty Bastardと会場に姿を見せなかったMasta Killaを除くグループは、ショウのオープニングでヒットソング“Triumph”を演奏。続いてRaekwonMethod ManRZAらのソロヒット、さらに“C.R.E.A.M.”“Tearz”“7th Chamber”を含むデビューアルバム『Enter The Wu-Tang (36 Chambers)』からのクラシックを披露した。

ショウが進むと、女性に人気のGhostface Killahはビロードのローブを脱ぎ捨て、ダイヤを散りばめたイーグルのブレスレットを手首からはずしてステージ上ではしゃぎ廻った。一方、Method Manは観衆に向かってステージダイヴ。グループはまた、途中でショウを中断し、照明を落として9月11日のテロ攻撃で犠牲となった人々を追悼した。彼らはライターを宙に振りかざすようファンに呼びかけると、“Can It Be All So Simple”の演奏へと移った。グループは“Pinky Ring”“In The Hood”など、新作『Wu-Tang Iron Flag』からのトラックを演奏し、その後、投獄されている仲間Ol' Dirty Bastardへのトリビュート・パフォーマンスを行なった。観衆とグループが一体となり、彼のヒット曲“Brooklyn Zoo”と“Shimmy Shimmy Ya”の2曲をラップして50分のショウに幕を閉じた。

『Wu-Tang Iron Flag』はRZA、Mathematics、Trackmasters、True Masterをフィーチャー。同アルバムにはまた、Ron IsleyPublic EnemyのFlavor Flavもゲスト出演している。

Yves Erwin Salomon, New York LAUNCH.com
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