マイケル・ジャクソン、グラミーとAMAの争いに利用される?

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Grammy Awardsの授賞式を放送しているCBSが、'02年1月9日のABCのAmerican Music Awards授賞式中継の裏番組として、Michael Jacksonの30周年記念イベント『Michael Jackson: 30th Anniversary Celebration』を再放送することにした。多くの人はこれを挑戦的な番組編成とみている。

JacksonはAMA授賞式に出席し、Artist Of the Century(世紀のアーティスト賞)を受け取るとされているが、事前に同意されていたはずのライヴは行わないことになっている。今回の裏番組スケジュールは、AMAプロデューサーのDick Clarkにとっては反撃の平手打ちを食らった形だ。Clarkは12月19日に、Grammy主催者であるRecording Academyの代表/CEOのMichael Greeneを不当取引で訴えていた。訴訟に踏み切った理由のひとつは、JacksonがGrammy授賞式へのライヴ出演を理由に、AMA授賞式のライヴ予定を取りやめたからだとされている。Clarkは、GreeneがAMAでライヴを行なったアーティストを“ブラックリスト”に載せ、Grammyでのライヴ出演を禁じていると訴えている。

Greeneは彼がJacksonに対して、Grammyのライヴ出演のためにAMA側のライヴ出演の約束を反故するよう強制したというClarkの訴えについて、次のようにコメントしている。
「そんなことはまったく知らない。私たちはまだ誰もブッキングしてません。ノミネート者が発表されないとブッキングしないんです。Michael Jacksonなり、彼が例に挙げた他のアーティストにしてみても、選択するのはあくまで彼らだということを覚えておいてください。非常に簡単な選択ですがね」

Clarkの広報担当は、今回の意図的ともとれるJacksonのスペシャル番組放送について何もコメントしていない。

Sue Falco, New York LAUNCH.com
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