TLCが著作権侵害で訴えられる

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Living ColourのリードヴォーカルCorey Gloverと彼の作曲パートナーMichael Cirincioneが2月1日、ポップトリオのTLCを相手取り、著作権侵害で訴えを起こした。訴訟では、TLCが彼女たちのヒット“Unpretty”の中で、部分的に“Make Your Mind Up”の曲を使用したとの嫌疑をかけられている。GloverとCirincioneの2人は“Unpretty”のリリース1年前、検討資料として同曲をTLCに提案したという。

GloverとCirincioneはTLCのレーベルLaFace Recordsから、その曲は使用されないとの知らせを受けたが、Dallas AustinとTLCのメンバーT-Bozが書いた“Unpretty”には“Make Your Mind Up”からとったと思われる部分がかなり含まれていると主張。2人は“Unpretty”の販売と法定損害、および裁判費用の損害賠償を求めている。また、ニューヨーク米地方裁判所に起こされたこの訴訟では、被告側にDallas Austin、 LaFace Records、Arista Records、BMG Music、EMI Music Publishingの名も挙がっている。

'99年Austinは、T-Bozと共にこのチャート・トップソングを生み出した経緯を次のようにLAUNCHに語っていた。
「彼女(T-Boz)には『Thoughts』という詩集があって、その中の一編に“Unpretty”というタイトルがあった。それを見て、“曲名に使えるんじゃないか”って思ったんだ。それで、そのタイトルを抜き出して、タイトルに見合った曲を1曲作った。面白いのは、その詩は曲と同じタイトルなんだけど、歌詞では一言もその詩と同じ言葉を使っていないということ。題名が同じだけなんだ。実際に彼女の詩集を買って“Unpretty”を読む人々を侵害したくはないからね」

Austinは次のように続けている。
「それに、曲にはもっと深みを持たせて、女の子たちの気をひくためにポップにしなければならなかった。それでいて、伝えるべき意味は伝える必要があったんだ。女性というのは自分の容姿に決して満足しない。どんなヘアースタイルでも、メークアップでも、常に何か違うと感じていて、別のものを求めるだろう。それで誰もが、聞きたい時にその曲を手に入れるという感じなんだ」

Yves Erwin Salomon , New York and Billy Johnson Jr., Los Angeles
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