川崎CLUB CITTA'オープニング・シリーズ・レポート_2002.02.02

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エンターテインメント性に富んだパフォーマンス

楽しいという快感と前向きなエネルギーを分かち合えるライヴ


LIVE GIG CONCERT RECITAL
<SATURDAY NIGHT FEVER>

M01 森の迷宮
M02 skit2myROOTS
M03 BOSS THE ROCK'sVOICE
M04 YOU THE ROCK STEADY
M05 C'MON EVERY BODY
M06 モンスターロック
M07 BAR-KAYS
M08 The Professional Entertainer
M09 HIP HOP BOOGIE
M10 FUKURO
M11 シェリー
M12 MIC MASTA
M13 DRIVE ON THE ROAD
M14 GUESS WHO'S BACK
M15 NO JOKE TALKS feat. G.K.MARYAN
M16 MUSIC VIBES
M17 BLACK MONDAY~MUTEKI~KANPEKI Teacher
M18 JAPAN IN THE HOUSE
M19 MANHATTAN DREAM
M20 OVER THE BORDER
M21 BACK CITY BLUES
M22 INTRO 96'
M23 RAP MACHINE
M24 HIP HOP ROYAL
M25 超楽 C-E-Z
M26 FUTURE FUNK 2001~Return of B.O.H
M27 MASS VS CORE feat.ECD
M28 トルバドーレ
M29 ROCKY ROAD
M30 DUCK ROCK FEVER
M31 Theme of ROCK HARD

Encore
BOOM BYE BYE



川崎CLUB CITTA'オープニング・シリーズのメインページはこちら!
最近はテレビなどでも大活躍のユウちゃんことYOU THE ROCK★

彼の止まらない喋りは、子供からおじいちゃんまでが本当に圧倒されてしまう。そんなユウちゃんは、現在若者の間で大流行の“ヒップホップ”という音楽をメインストリームへと押し上げた重要なラッパーのひとりなのだ。都内クラブでのイベントは定期的にやっているようだが、久々に大きな舞台、CITTA'オープニング・シリーズでのワンマン・ライヴ!

この日のイベント名は<SATURDAY NIGHT FEVER>。チッタおなじみの星型に備え付けられたライトは下ろされ、ミラーボールもバッチリ! パーティ準備は万全だった。

とにもかくにもDJプレイが始まり、ダンサー2人がステージ上で踊るなか、いつ出てくるのか…と期待に胸を膨らましていると、なんとDJのちょうど真上からスノーボードの格好をして吊るされて降りてくるユウちゃんが登場。 さすがはエンターテイナー! 見せてくれます、オープン以来初めての登場の仕方。

マイクを握り、ステージ中央から延びる花道ステージに向かって、一気に走りこむ。「YOU THE ROCK STEADY」「C'MON EVERY BODY」の曲で立て続けに盛り上げると、観客は輪になるように押し寄せる。ステージ 対 観客という対面型ではなく、オーディエンスとの一体型になれる会場づくりが、とてもヒップホップらしい和やかな雰囲気を作り出していた。

懐かしいアルバム『SOUNDTRACK'96』の曲から、'99年にリリースされた『The Professional Entertainer』まで、ユウちゃんの名曲を全32曲も披露。

ラップスタイルは、言葉を詰め込むのがとても印象的であり、「
自由って表現を見せてやりたかった、俺にもできたんだからお前にもできる~」そんな力強く、勇気づけるポジティヴな言葉が、若い観客の心に届いたのは確かだろう。また、ここ最近、作品リリースのなかったユウちゃんだが、新曲「HIP HOP ROYAL」などの披露で、リリース間近をアピール?!?! 途中では「雷家族…」とこだましたMCと共にG.K. MARYANが「NO JOKE TALKS」で登場。そして後半での「MASS VS CORE」では、御存知、ECDの石田氏がかけつけ、思わぬ2人の客演で会場は盛り上がった。

また、今回のライヴではなんといっても衣装替えの多さが目立ち、観客を魅了したのも確か。ヒップホップがストリート・カルチャーに大きな影響を与えている若者注目度の高さだろう。また、Tシャツを観客へ投げたり、「
NIGOくんから20本ももらったんだよね~」とお客さんへ気軽にシャンパンをふるまうなど、そんな気さくなギヴ・アンド・テイクの世界がアットホームなパーティのようだった。

あらゆる角度から見せつけたエンターテインメント性に富んだパフォーマンスは、楽しいという快感と前向きなエネルギーを分かち合えるライヴだった。

文●イトウトモコ

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