川崎CLUB CITTA'オープニング・シリーズ・レポート_2002.02.03

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全くもって芸達者(!?)な、ライヴ・パフォーマンス

幅広い客層に幅広い音楽性

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レピッシュ・オフィシャルサイト
http://www.dbmusic.co.jp

先ず始めに正直にブッちゃけて申しますと、レピッシュのライヴ初めて観ました。ファンの皆様、申し訳ない! 僕も今年で齢32歳(関係ないか?)ずっと好きなバンドではあったんだけど、チャンスに恵まれず…と言い訳ムード満々でCLUB CITTA'へ。

丁度この日は節分の日曜、若干雨模様。鬱モード満点で始めて体験したLA-PPISCHのライヴはそんな些細な僕の心情など吹き飛ばして余りあるぐらいの、終わるころには腰痛持ちの僕でさえ踊りだす勢いにさせてくれるものだった。なにより彼らの幅広い音楽性にはびっくり!

「パヤパヤ」などに代表される、ホーン・セクションを織り交ぜての楽しげな楽曲群、はたまたビートの効いたハードコアな楽曲ではグイグイお客さんを引っ張ってのプレイ、一転、雰囲気をガラリと変えてのアコースティックでの演奏。全くもって芸達者といっては失礼かもしれないですが、そんな言葉が頭に浮かんだのは事実だった。

さて、ライヴの方はといいますと、「バイバイ」から始まったステージはいきなりお得意の大騒ぎモードに突入! これまたステージ上での動きが“激しい”の一言。2曲目の「Birthday Party」では早くもMAGUMIが客席にダイヴをカマシて、最初のピークに。「胡蝶の夢」「パヤパヤ」と続く勢いはもう誰にも止められません。その後、新曲で一区切りし、またお祭りモードへ再突入。

中盤のアコースティックでの4曲(「柘榴」「ハーメルン」「ジャケット・ブギ」「Blackbird」)で魅せたしっとり聴かせるアレンジで一息つき、一気にエンディングへ雪崩込む!「リックサック」から「美代ちゃんの×××」と続き、「水溶性」「DESTROY」へ。

ラス前の「LOVE SONGS」では、またもMAGUMIが客席にダイヴ! 人波に運ばれ、もみくちゃにされながら客席の最後部まで行って戻ってくるという新星クラブチッタ初の荒技(?)を披露した。

観客の中には若い娘はもちろん、子供連れのお母さんや、僕ら世代(30代あたり)の男性客もちらほら目に付き、激しいステージと楽曲群のわりには、少し和らいだ印象を受けたのは、彼らの実力とファンの力なのだろうと感じたライヴであった。

最後にMAGUMIの一言より「
クラブチッタと掛けまして、包茎と解く」。その心は、皆さんのご想像におまかせします。(ヒント:ライヴ会場は川崎、皮・・・)お後が宜しいようで。

文●平田賢一

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