エルトン・ジョンがカントリー・ネットワークの番組を収録。共演予定のライアン・アダムスは体調不良で収録をキャンセル

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Elton Johnが3月19日(火)の夜、カントリー・ネットワークCMTのTV番組『Crossroads』の収録のためNYでレアな小規模ライヴを行なった。Johnはオルト・カントリー・ロッカーのRyan Adamsと同ネットワークの新シリーズでパフォーマンスをすることになっていたが、Adamsが体調をくずしたため、番組は収録直前にキャンセルされた。Johnは簡単に辞退できたのだが、NYのHammerstein Ballroomに集まった観衆を前にソロでステージに上がった。

Johnはまず初めに、Adamsとプレイできなくて残念だと語り、「これはElton John対Billy Joelの呪いだね」とジョークをとばした。彼の最近のツアー仲間であるBilly Joelも病気になり、2人は残りのツアー日程をキャンセルしている。

Johnはピアノを弾きながら45分間のソロパフォーマンスを行ない、1曲終わるごとに丁寧にお辞儀をして大きな喝采と、時折見られたスタンディングオベーションに応えた。Johnは“Your Song”“Border Song”“Tiny Dancer” “Mona Lisas And Mad Hatters”“I Guess That's Why They Call It The Blues”などのクラシックを演奏し、彼の最新作『Songs From The West Coast』から“Original Sin”“I Want Love”の2曲をプレイした。

続いてJohnはAdamsのバンドをステージに呼び、「いっしょにいてくれてありがとう」と感謝を述べた。次に彼らは共にAdamsの曲“Oh My Sweet Carolina”を演奏。Johnは、これは今まで聴いた中で最も素敵な曲のひとつだと語った。さらにJohnはJim Reevesのカントリー・クラシック“He'll Have To Go”('59年)をプレイ。もうひとつの彼のお気に入りの曲、Adamsの“La Cienega Just Smiled”を演奏したいと言った。

Johnは、Adamsの最新作『Gold』を聴いたとき“かつて僕もこういうアルバムを作ってた”と独り言を言ったという。さらに、同じような「楽曲本位」という趣向で、彼自身のアルバム『Songs From The West Coast』のレコーディングを思いついたと付け加えた。JohnはAdamsを賞賛し続け、ビデオに出るのは嫌いだが、Adamsの曲“Answering Bell”の最新ビデオには出演することにしたと語った。そして、JohnとAdamsのバンドはJohnのクラシック“Rocket Man”を勢いよく演奏し、ショウの幕を閉じた。

CMTの『Crossroads』は、カントリーとロックまたはポップの分野から2組のアーティストが出演し、対談や曲のパフォーマンスを一緒に行なう番組。今回キャンセルされたJohnとAdamsのショウは4月2日にナッシュヴィルで行なわれ、戦没将兵記念日の週末に放送される予定。

Adamsのスポークスパーソンは、彼は元気で3月23日(日)にウェストハリウッドのクラブ、Moombaで開かれるJohnの第10回Oscarナイト・パーティに出席し、予定通りパフォーマンスを行なうとLAUNCHに語っている。

Sue Falco, New York LAUNCH.com
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