キャムロンが、ナスの娘と亡くなった母親に対し謝罪

ツイート
エゴの強いヒップホップ・ビジネスの世界で謝罪というのは珍しいが、Cam'ronは7月18日(木)、BETの『Rap City』に出演し、7歳になるNasの娘と彼の亡くなった母親についてネガティヴなコメントをしたことを謝罪した。

Cam'ronはホスト役のTiggerとのインタヴューで、Nasとのちょっとした争いを説明し、感情的なコメントを吐いて後悔していると付け加えた。

Cam'ronは「彼の母親と娘にお詫びしたいんだけど」とNasについて話し、次のように語った。「柄にもなく彼の家族についてあんなことを言ってしまった。れっきとした1人の大人だし、他の人の家族に対してとやかく言うべきじゃないってことは分かってるつもりだ。だから謝罪したい」

問題の歌詞はCam'ronの曲「Killa's Revenge」の中に出てくる。Cam'ronは先月、NasがNYのPower 105で彼のアルバム『Come Home With Me』を“クズ”と呼んだことからこの曲をレコーディングした。

Cam'ronはNasの娘、Destinyについて「Tell ya daughter R. Kelly/Have my way with her face(お前の娘にR. Kellyを教えてやれ/彼女の顔を好き勝手にさせろ)」とライムしている。Cam'ronはまた、Nasの母親についても解釈不能な攻撃を加えている。

Cam'ronはNasの娘の母について、ふしだらな女と呼んでいるが、その歌詞は撤回していない。Cam'ronはNasを南アフリカの歴史的なリーダー、Nelson Mandelaと比較し「Nelson Mandela、俺たちは皆、Winnieを骨抜きにした」と皮肉っている。

Destinyの母親であるCarmen Bryanは先日、Cam'ron、Jay-Z、Russell Simmonsらに対して失望したと非難した(7/16付ニュース)。Bryanとかつて関係のあったJay-Zは彼の曲「Super Ugly」の中で、Nasの愛車Bentleyの後部席でBryan とセックスし、“ベビーシート”にコンドームを置いてきたとラップしている。

BryanはNewsday誌に「Jay-ZとCam'ron、Russell Simmonsは自分たちの作っている音楽を恥じるべきだわ。彼らは純真な子供を言葉で攻撃している」と語っている。

おもしろいことにCam'ronは、この白熱したラップバトルについてNasと話していないと言う。Cam'ronはTiggerに次のように語った。「実際、こういうことがあってからNasとはまったく話してないよ」「いろんなことがあって2日くらいだから」

Cam'ronはまた、Jay-ZのRoc-A-Fella Recordsと契約してはいても、Nas対Jay-Zのライバル闘争からを明確にし、彼自身を防御するために「Killa's Revenge」を制作したとも語っている。

Cam'ronはこう言う。「ここで言いたいことは“俺の名前を出すな”ってこと。誰とも問題を起こしたくないんだ」「ラジオに出たときは、俺はクズで、Nellyもクズ、Noreagaもクズだって言え。ああなるとは思ってなかったよ。次の日にさっそく曲を作った。でも、俺の名前は出すな。俺は誰とでもクールにやっていきたいんだ」

Billy Johnson Jr., Los Angeles (C)LAUNCH.com
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス