ヨーコ・オノ、レノンの元側近に対する裁判で証言

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Yoko Onoは、亡き夫John Lennonの元側近に対する証言を9月23日(月)にニューヨークの連邦裁判所で行なった。息子のSean(27歳)を伴ったOno(69歳)は、'75年に夫妻が子供を授かった後、「わたし達はプライベートな生活をプライベートなまま守ることに決めました」と証言した。元側近のFrederic Seamanにはくり返し「わたし達の生活について外部に漏らさないよう」念を押したという。

Onoは、Lennonの晩年の日々について書かれた本の中で家族の写真を掲載し、守秘義務の契約を破ったとして'99年にSeamanを訴えた。さらにSeamanは、Lennonが殺害されたときに数100枚にも及ぶプライベートの写真、遺品などを盗み、それらの売却によって利益を得たことでも訴えられている。

証言の後、婚姻の状況を訊かれたOnoは「未亡人です。'69年3月20日から'80年12月8日まで結婚していました。夫はBeatlesというバンドのメンバーで、素晴しいシンガー、ソング・ライター、ギタリストでした。詩集を2冊出版しており、画家でもありました」と答えた。

Onoの弁護士、Paul Licalsiは裁判所でSeamanに対する訴訟について「JohnとYokoはSeaman氏を信用し任せていたのに、彼に裏切られた」と述べた。

Onoは374枚の写真の放棄と、Lennonの原稿と手紙の売却から得た7万5000ドルの返還をSeamanに要求している。数年間にわたって売却された個人的な所有物の中には、LennonからPaul Mccartney、友人Eric Claptonに宛てられた手紙の下書きが含まれている。

Seamanの弁護士のGlenn Woltherは、問題の写真はSeamanの個人的な時間に彼自身のカメラで撮影されたものであり、彼のものであると主張している。また、Lennonのアンソロジーをプロモートする際、OnoがSeamanのクレジットを記載することなしに彼の撮影した写真を使ったと反訴した。

Seamanは'79年に“使用人”としてLennon夫妻に雇われ、彼の仕事は夫妻の息子の世話と家族のさまざまな行事で写真を撮ることだった。しかし、彼がLennonの服を着用しているところ、またレストランやナイトクラブの代金をOnoにチャージしたことが発覚し、'81年にOnoに解雇された。その時点で、Onoに知られることなくLennonの個人的な所有物を盗んでいたものとされている。

'83年、SeamanはLennonの日記を盗んだ罪で第2級窃盗罪になり、5年間の保護観察処分と盗んだ物をすべて返還するよう命じられた。

Onoの弁護士、LiCalseは「彼は盗んだものをすべて返すと主張したが、それは嘘だった」と述べている。

Sue Falco, New York (C)LAUNCH.com
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