トム・ぺティ、全米の映画館とラジオ局を湧かす

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Tom Petty & The Heartbreakersの最新作『The Last DJ』が届いた。彼らは10月15日(火)、全米のオーディエンスへ向けてアルバムの全曲を披露。ロサンゼルスのダウンタウンにある小規模なOlympic Auditoriumで熱狂的なファンを前に開かれたコンサートは、約36カ所の映画館と125のラジオ・ステーションを通して全米の視聴者へ届けられた。

Pettyのバックを固めるのは昔なじみのMike CampbellやBenmont Tench、また最近加入したSteve Ferrone、Scott Thurston、そして再加入したオリジナル・ベーシストのRon BlairらHeartbreakersのメンバー。グループはシンプルな小さいステージでパフォーマンスをし、後方のスクリーンにはいくつかのイメージが投影されていた。また、有名なロックセッション・ミュージシャンでプロデューサーのJon Brion率いる40人編成のオーケストラも数曲を演奏した。

コンサートの大半は、アルバムのテーマでもある音楽界の現状への疑問で構成されていたが、Pettyはその夜、彼を取り巻くもの全て対象というわけではないと観衆に語った。「気が狂ってると思われるだろうな」「それほどイカれてはいないよ。世界にはまだたくさんの希望が残ってるんだ」

彼らは『The Last DJ』の収録曲を演奏し終えた後、アンコールでステージに戻り、「Change Of Heart」「I Need To Know」「Mary Jane's Last Dance」「You Wreck Me」といった昔の曲を披露した。

Pettyとその一行は10月16日(水)、再びOlympic Auditoriumで2度目のライヴを行なった。Pettyは10月27日のカリフォルニア州サンタバーバラからアリーナおよび大規模なシアターでのツアーをスタートさせる予定。オープニングアクトを務めるのはJackson Browne

『The Last DJ』は7万4000枚以上を売り上げて10月16日(水)付のビルボード200アルバム・セールスチャートで9位に初登場した。

Neal Weiss, Los Angeles (C)LAUNCH.com
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