ふつふつと、じわじわと浸透。ミニアルバム『アラカルト』インタヴュー

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10/21に1stミニアルバム『アラカルト』をリリースしたフジファブリック
素朴なサウンド構成は新人ならではの粗さなのか?と思ったら大間違い。
そこから生まれる隙間をも曲にさせる雰囲気、
心に浸透してくるメロディの存在感が
ふつふつと、じわじわと、頭角を現わすバンドなのだ。
そのフジファブのヴォーカル&ギター担当であり、
作詞作曲を手がける志村正彦にインタヴュー。


イタリアン料理かな、入り口の黒板に書いてあったんですよ


1stミニアルバム

『アラカルト』

Song-CRUX
RTSC-002 1,890(tax in)

1 線香花火
2 桜並木、二つの傘
3 午前三時
4 浮雲
5 ダンス2000
6 茜色の夕日 


<ライヴ情報>
●10/27(日) 渋谷屋根裏
 [問]KOKORAHEN:03-3477-2500
●11/6(水) 下北沢CLUB QUE
 [問]QUE:03-3412-9979
●12/5(木) 新宿ロフト
 [問]ロフト:03-5272-0382

<「アラカルト」発売記念ライヴ>
●12/12(木) 下北沢シェルター
 ゲスト:OO TELESA
 [問]シェルター:03-3466-7430

<『アラカルト』インストアライヴツアー>
●11/2(土)15:00~
 タワーレコード梅田店
 [問]同店:06-6343-4551
●11/3(日)17:00~
 タワーレコード京都店
 [問]同店:075-212-7058
●11/9(土)19:00~
 タワーレコード新宿店
 [問]同店:03-5360-7811
●11/10(日)15:00~
 山野楽器グランデュオ立川店
 [問]同店:042-540-2244
●11/17(日)15:00~
 下北沢ハイラインレコーズ
 [問]同店:03-5432-7411

――まずは、バンド名ですが、“フジファブリック”って変わったバンド名ですね。

志村:
ドラムの渡辺の両親がやっている繊維業の会社の名前が“富士ファブリック”って名前でそこからいただきました。その由来知らない人からも、会社名っぽいってときどき言われますね(笑)。

――フジファブリックはその渡辺さんと志村さんがオリジナルメンバーで、今のメンバーが集まって1年ほどで今回の『アラカルト』を出されたのですね。

志村:
そうですね。バンドやる前って僕、宅録で作ってたんですけど、やっぱりバンドがおもしろいんですよね。予期せぬことが起こるんです。たとえばこのアルバムに入ってる「ダンス2000」って曲は普通のロックなリズムでやってたんですけど、ドラムがディスコビートで叩き始めて、それが気持ちよくて。それで歌メロも変えてしまうくらいな楽しさ、ありましたからね。

――フジファブリックの曲って、ふつふつ、じわじわ来る曲が多いなって思うんですね。

志村:
ん~強く意識してるわけじゃないんですけど……。特にミニアルバムは同じことを、同じ曲をずっとやるんじゃなくて、1曲1曲おもしろいことをやりたいってのがあって。いろいろやるバンドって、自分のなかではあるんです。若手のバンドって轟音でそういう曲ばかりで攻めるのが多いですよね。そういう中で好きなバンドもいるんですけど、僕らはもうちょっといろんなタイプの曲をやりたいって思うし、そのほうが楽しいって思うんですよ。

――でも、そんなにバラけてるって感じしませんよね。志村さんの声ってところで集約してるのもあると思いますよね。

志村:
昔は自分の声に違和感、感じてましたけど……たまに「いい声してますよね」って言ってくれる人がいるんで、今はよいです(笑)。あとは、歌メロも、覚えやすいのをやりたいって基本がありますし。

――タイトルを『アラカルト』にしたのは?

志村:
この収録されてる6曲って、いろんなタイプの曲だから、『アラカルト』っていいなと。……でも、本当言うと、このCDの録音完成してマスタリングしに行ったときに、スタッフに「タイトル考えておいて」って言われて。じゃあ、ご飯食べに行ってる間に考えようってメンバー達と言ってたんですけど、本当考え付かなくて困ってたんですよ。で、スタジオに戻る30mくらい前に……イタリアン料理かな、入り口の黒板に「アラカルト」って書いてあったんですよ。で、「その響きいいな! いただき!」って(笑)。

――あはは。ひらめきですね。プロモーションビデオ「茜色の夕日」ですが、初めての撮影ですよね。

志村:
ええ。思ったより緊張せずにできたんですけど……たくさんの人が手伝ってできるんだな、大変だな、嬉しいなって思いましたね。でもね、このビデオ、僕以外の他のメンバーの顔がほとんど映ってないんですよ。ソロアーティストか?ってくらいで(笑)。

――そのこと、他のメンバーなんか言ってましたか?

志村:
いえ、「ふ~ん……」ってくらいで……(笑)。もしかしたらなんか言いたかったのかも!

――最後に、『アラカルト』の推薦文として、氣志團の星グランマニエさんが書いてますが、仲いいんですか?

志村:
ええ、仲良くさせてもらってます。対バンとして一緒に演ったのは1回きりで、音楽的にはつながってないんですけど(笑)、飲み友達でいてくれているうちに、書いてくれたんです。

取材・文●星野まり子

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