ジェニファー・ロペスがフィラデルフィアの由緒あるスタジオで“秘密の”レコーディング

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Jennifer Lopezが去る10月21日(月)、フィラデルフィアにある伝説的なスタジオSigma Soundで“秘密の”レコーディング・セッションを行なった。Sony Musicの代表らによって、Lopezの名前を使わずにギリギリになってブッキングされたセッションではヴォーカル録りだけが行なわれ、それらはタイトル未定の3rdソロアルバムの収録曲、あるいはリミックス用とみられる。アルバムは11月26日リリース予定(米国)。

Sigma Soundはソウルにおける“サウンド・オブ・フィラデルフィア”を生みだした由緒あるスタジオ。同スタジオは'60年代の終わりから'70年代にかけてプロデューサーのKenny Gamble、Leon Huff、Thom Bellらによって設立され、Jerry Butler、Intruders、Harold Melvin & the Blue Notes、O'Jays、Teddy Pendergrass、Stylistics、Delfonics、Lou Rawlsといったアーティストがレコーディングを行なっている。またDavid Bowieのアルバム『Young Americans』('75年)の大半もここで収録された。

スタジオ側の説明によれば、Lopezは予約が行なわれてから4時間後の午前10時に姿を見せたという。その後Sony Musicの陣営がプロデューサーとエンジニア、アシスタント・エンジニア、さらにはインターンも含む大勢のスタッフと共に到着し、Sigmaのエンジニアとスタッフらにセッションの間、スタジオから出ていくよう指示した。スタジオのスタッフはセッションの機密性の高さに驚き、スタジオの外ではまったく音が聞こえなかったという。

Lopezの現在の恋人で、Kevin Smith監督の映画『Jersey Girl』で彼女と共演している俳優のBen Affleckは、密閉されたスタジオに入ることを許されていた。

興味深いことに、Affleckと『Jersey Girl』のキャスト仲間数人が最近、Sigma Soundを使用している。そのときLopezはいなかった。AffleckとLiv Tyler、子役のRacquel Castroらは8月22日に同スタジオを訪れ、映画の1シーンで使うある曲をレコーディングした。Castroの両親以外に取り巻きはいなかった。曲は監督の強い意向により公表されてないが「すごく笑える」とのこと。

このコメディ調の曲には『Jersey Girl』に出演する他の俳優たちが数人参加しており、9月27日にStephen Root(『News Radio』)と Mike Starr (『Dumb And Dumber』)の2人がSigma Soundで同曲のバックヴォーカルをレコーディングした。

一方、Lopezのアルバムは感謝祭直前のリリースを見込んでいる。1stシングルはStylesとLoxのJadakissをフィーチャーした「Jenny From The Block」。プロデューサーはCory Rooney、Troy Oliver、Trackmastersら。

Darryl Morden, Los Angeles and Dave Ankers, New York (C)LAUNCH.com
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