AMAs初受賞のシェリル・クロウ、平和について語る

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ポップ/ロックシンガーでソングライターのSheryl Crowがアメリカン・ミュージック・アワード(AMAs)でポップ/ロック部門の女性アーティストに選ばれ、初受賞を果たした。Crowの最新アルバム『C'mon C'mon』は昨年4月に2位で初登場し、プラチナを獲得している。

会場となったLAのShrine Auditoriumのバックステージで、Crowは自身が勝つとは思っておらず、ほかの候補者の受賞を見る覚悟だったと語ってくれた。「ワオ、驚いてるわ。P!nkが取るものって覚悟してたから。まあ、彼女にとってはセンセーショナルな年だったでしょうから……私がもらっておくわね。私がそれに値しないってわけではないと思うもの。ただ、ほら、みんな勝つことはなんて考えないでしょ。神に誓って私はそんなこと考えてなかった。アメリカン・ミュージック・アワードに来たことは1度しかなかったから、ノミネートされただけでも嬉しかったの」

式の間、Crowは賞よりも差し迫るイラクとの戦争といった世界情勢のほうが気がかりだったようだ。Crowは“War Is Not The Answer(戦争は答えにならない)”と黒い文字で鮮やかに書かれた白いTシャツを着ていた。Tシャツの出所や意味を尋ねると、彼女はこう答えてくれた。

「Enigma Arcanaっていう会社に作ってもらったTシャツよ。ほんとうに活発で、広範囲にわたる平和運動が起こってるのに、マスコミは取り上げていない。少なくとも私には十分に取り上げられていないように見える。だから私は自分のやるべきことをやろうとしてるの。政治的な批判をしたいわけじゃないけど、戦争は強欲なもので、やがてとんでもない因縁の報いを受けることになるとは言いたいわ。それに戦争はどんな問題であろうとも、それを解決する答えにはなっていない。問題を解決する一番いい方法は、敵を作らないことよ」

Janine Coveney, Los Angeles (C)LAUNCH.com
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