シャナイア・トゥエイン、5年間のブランクとリスクを語る

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年1枚のアルバム・リリースがスタンダードになっている業界で5年間、活動を休止したShania Twainだが、そのキャリアにはまったく響かなかったようだ。Twainは、昨年終わりにリリースした最新作『Up!』で見事にカンバックを果たし、アルバムはすでに数百万枚のセールスを上げている。

スポットライトを離れて休養をとることは、彼女が切望し、意図したものだった。しかし、長い休みをとることで何らかのダメージを受けるのではと考えていたという。

「わかるわけないわよね。でも、そのことばかり心配してたわけじゃないの。次のアルバムを作らなきゃいけなかったし、それには必要だと思うだけの十分な時間をかけたかった。私が必要とし、望むべき姿のアルバムを作るためにね。途中、赤ちゃんができて妊娠生活を楽しみたかったし、急ぎたくなかったから思ってたより時間がかかってしまったけど、そのリスクは承知のうえよ」

息子のEjaが誕生したことに加え、『Up!』の曲作りとレコーディングのためにTwainはスイスにある自宅に引きこもったという。ニューアルバムの準備をする間、Twainは日常生活をよりクリエイティヴな環境へと変えたと話してくれた。

「アルバムの曲作りをするときは、外の世界から完全に自分を遮断するの。ポピュラーミュージックは聴かない。テレビの人気番組も見ない。少しだけ閉じこもった生活をして、自分の小さな創造の世界に入り込む。そうすれば、あまり影響されずに済むわ。だってオリジナルでいたいもの。そうすると、自分の音楽が浮かんできたときに、それがみんなにとっては意味のあるものなのか、今の世の中に相応しいのかがわからなくなるというリスクもあるけど、私はそういう危険を冒す必要があると思う。じゃなきゃ、結局みんなと同じような音楽になっちゃうでしょう。そんなことしたくないわ。誰かと同じことなんかしたくないのよ」

Twainが'97年にリリースした『Come On Over』は、SoundScanの調査が始まって以来、最高の売上げを誇り、女性アーティストとしては全米で最も売れたアルバムとなった。

Margy Holland, Nashville (C)LAUNCH.com
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