アーヴ・ゴッチ、ジャーメイン・デュプリら、キャスターのビル・オライリーとバトル

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『The Source』誌の発行人Dave Maysは、2月24日(月)に緊急会議を開き、メディアのヒップホップの扱いについて話し合いを持った。会議にはMuder Inc. Records社長のIrv Gotti、Roc-A-Fella Records社長Dame Dash、Jermaine Dupri、Power 105.1のDJのEd Lover、Ruff Ryders代表のDarrinとJoaquin Deanなど、ヒップホップ界の大物たちが出席した。

NYのBroadway Millenniumホテルで開かれたこの会議はメディア全体を対象としていたが、Fox News ChannelのBill O'Reillyなど、具体的なトピックについても話し合われた。O'ReillyはLudacrisを公然と非難し、その結果、LudacrisはPepsiの広告から降ろされた。また彼はJay-ZSnoop Doggらにも非難の矛先を向けている。

Maysは『The Source』誌の最新号で「Five Reasons Bill O'Reilly Could Never Come To The Hood(Bill O'Reillyがストリートに出られない5つの理由)」と題した記事を載せて以来、O'Reillyと辛らつなやり取りを交わしてきた。Maysはその後、O'Reillyの番組を訪問している。

記事の中で右翼とされたO'Reillyはこう語っている。「彼らは毎日、ヒップホップについて緊急会議を開いている。そんなに非常事態だとは気の毒だ。しかし、そんなことをしても、あの手の曲がきちんと指導されていない子供達にとって有害だということに変わりはない。彼らが騒いだり、私を名指しするのは自由だが、彼らが精神上よくないものを売ってるという事実は変わらない」

O'Reillyはさらに続けている。「議論で勝てないと相手を悪者に仕立てあげる。それはみんなが知っている。私が右翼だなんて、話にならない。馬鹿げてる」

月曜日の記者会見に先がけて、MaysはBill O'Reillyに対する考えをLAUNCHにこう話してくれた。「僕は白人だ。ユダヤ人で、人種差別に反対している。それは、我々の社会にはびこる病気のようなものだ。Bill O'Reillyのような人々は、自分の利益のためにそうした病気につけ込み、利用する。個人的に、そういう人々をリスペクトすることは出来ない。彼にはどんな権利もある……ここアメリカでは、彼はそうすることができる。メディアが新聞やTV番組を売るために、人種差別を利用したり、人種的不安や固定観念につけ込むのと同じで」

Russel Simmonsは、それほどO'Reillyに批判的ではなかった。Ludacrisの件について彼はこう答えている。「Bill O'Reillyはうまくやった。俺は彼をリスペクトしてるよ。他の民主党員よりはマシだからね。自分の考えを口にしてるよ。彼には意見があるし、そのためにはどんなことだってしていいんだよ」

Yves Erwin Salomon, New York (C)LAUNCH.com
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