ブルース・スプリングスティーン、エドウィン・スターの反戦歌「War」で豪州ツアーをスタート

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3月20日(木)、Bruce Springsteenのオーストラリア公演が反戦のメッセージと共にメルボルンでスタートした。ライヴは「Born in the U.S.A.」のアコースティック・ヴァージョンで幕を開け、続いてE Street Bandとベトナム戦争時のEdwin StarrのNo.1ヒット「War」('70年)をエレクトリックでカヴァー。「War」は'85年の「Born In The USA」ワールドツアーで初めてパフォーマンスされ、このライヴ・レコーディングはシングルで発売されて'86年にトップ10ヒットとなっている。

Edwin Starrは'42年1月21日、Charles Hatcherとしてナッシュヴィルに生まれ、その後クリーヴランドで育ち、'57年にFuture Tonesというヴォーカル・グループを結成。シングルを1曲レコーディングしただけでStarrは徴兵され、3年間を軍隊で過ごした。彼は兵役を終えると、Bill Doggett Comboと共に2年間のツアーに出る。'65年、当時のJames Bondブームにインスパイアされたシングル「Agent Double-O-Soul」がヒット。初代007のSean Conneryとプロモーション用のショートフィルムで共演したこともある。

Starrは他にもいくつかマイナーヒットを書いた後、'67年にMotownと契約し「Twenty Five Miles」でトップ10入りを果たす。'70年にアルバム『War And Peace』をレコーディングするが、このときプロデューサーのNorman Whitfieldから与えられた曲がTemptationsのために書かれた「War」だった。

ベトナム戦争の絶頂期にリリースされたシングル「War」は一躍、時のレコードとなり、ポップチャートで3週連続トップをキープ。Starrはこの曲で'71年のグラミー賞を獲得し、反戦歌を歌った元軍人として音楽史にその名を残した。

Darryl Morden, LA (C)LAUNCH.com
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