柴田淳の曲に、自身の恋を重ねてみる……(女性編【3】)

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2/26に2ndアルバム『ため息』をリリースした柴田淳。ここに収録の歌を聴いて、かつての恋を思い出した人たちの体験話をご紹介します。

アルバム5曲目に収録の「拝啓、王子様☆」。この曲は、大好きなミュージシャンに贈るファンレター(ラブレター?)的歌詞で、<チケット取りづらくなるから あんまり売れないでいてほしい>と綴られたもの。アルバムのなかで唯一のアップテンポ・ナンバーです。この曲に重ねた、30歳のある女性の恋は……。

――思い出しましたね、この曲聴いて、私が高校生のとき、あるバンドのオッカケしてたことを。憧れてましたね~。なかでもヴォーカリストの人が大好きで! でも私、タチのいいオッカケで(笑)、バンドのメンバーと自然と仲良くなって、スタッフとしてお手伝いもするようになったんです。で、バンドはその後、メジャーデビューもしたんですよ!

私のほうはといえば、学校出て就職するようになって、そのバンドとは疎遠になっちゃって。で、ある日、私の勤める会社にバイク便の人が荷物を届けに来たんですね。で、バイク便って、届けた人のほうもサインするでしょ? そのサインの苗字が珍しい名前だったんですよ。でも聞いたことあるなぁ、ああ! そう、その苗字は私がオッカケしてたバンドのヴォーカルの人の名前と一緒だったんです。で、まさかと思ってそのバイク便のお兄ちゃんの顔を見たら、まさにあのバンドのヴォーカリストだったんですよ! 向こうは私には気づかない様子だったから、「覚えてますか?」って聞こうと思ったんですけど、止めました。だって、太っちゃってて、もったりしてて、あのころのキラキラ輝いていた存在感がなくなっちゃってて……。そっとしておこうって思いました。

●特別企画「2ndアルバム『ため息』を聴き、かつての恋を想う…」は、
http://contents.barks.co.jp/redirect/lin_sj.html

●柴田淳のビデオクリップやニュースが満載のアーティスト情報は、
../artist/?id=52008284
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