柴田淳の曲に、自身の恋を重ねてみる……(男性編【3】)

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2/26に2ndアルバム『ため息』をリリースした柴田淳。ここに収録の歌を聴いて、かつての恋を思い出した人たちの体験話をご紹介します。

アルバム7曲目に収録の「美しい人」。この曲は“僕”の目から見た歌詞。<引き寄せても 抱き寄せても 君は遠くて…>と“僕”に笑顔を向けてくれるけれど遠い存在に思えてしまう関係を表現。この曲で想い出した、ある男性のかつての恋は……。

――僕が20歳のとき、5つ年上の25歳の女性とお付き合ってたんです。あの頃、年上の女の人といったら遠い存在だったから、僕にとっては存在が「美しい人」でしたね。

年上の人とのお付き合いは緊張する反面、でもすごく楽だったんです。向こうが「おいしいお店見つけたからそこに行こう」とか「今日はこの映画を観に行こう」ってリードしてくれましたから。男がリードすべきだといきがる部分を自然に捨てられたかな。

でも、僕はあの頃は若くて、正直言って彼女に対してさほど本気ではなった。それは彼女も同じでしたね。なんでそれが分かったかっていうと、彼女の部屋に僕と2人でいたときに、男の人が来たんですよ。40くらいの人でしたね。それが彼女の本命の彼だったんです。

その人は何事もなくササッと帰っていきましたけど、あのとき修羅場にならなかったのは、彼が妻帯者だったから。後で僕も分かったんですけどね。だから、彼女のこと強く言えなかったんでしょうね。それが寂しくて、彼女は僕みたいな年下とも付き合ってたのかな、本気になることもできずに……。僕の「美しい人」はそんな危ういバランスを持った女性でした。

●数々の恋愛話が掲載されている特別企画「2ndアルバム『ため息』を聴き、かつての恋を想う…(男性編)」は、
../feature/?id=52311735

●柴田淳のビデオクリップやニュースが満載のアーティスト情報は、
../artist/?id=52008284
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