インミー速報ライヴレポート、初来日で満員のリキッドルームが完全燃焼!

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4月3日、イギリスからやってきた期待の新人バンド、InMeが新宿リキッドルームで初となる来日公演を行なった。InMeは、サイモン・テーラー(Dr)が19歳、デイヴ・マクファーソン(Vo&G)とジョー・モーガン(B&Vo)が若干20歳と、平均年齢はまだ10代という3ピース・バンド。

これだけ書くと、なんだかストロークス以降、雨後の筍みたいに出てきた、ありがちな若手バンドのようだけど、InMeは一味違う。サウンドとしては、ヘヴィなギターと激しいヴォーカルが際立ったラウド・ロック。しかし、バンドの若さやグッド・ルッキングな容貌も手伝って、さわやか系(?)な重さと激しさなのだ。ラウド系に抵抗感がある人でも意外にすんなり聴けるはず。

迫力ある歌声を披露した
デイヴ・マクファーソン(Vo&G)

1stアルバム発売直後('03年2月リリース)の初来日とあって、お披露目的な意味合いも強かった今回のライヴ。しかし、新宿リキッドルームはソールドアウトまではいかないものの、前部フロアから後部のドリンクバーまでファンがびっしりという、堂々たる動員。バンドの若さに応えるようにオーディエンスも若い。ダイヴは連発だし、サビは合唱、イントロはみんなで手を叩くしで、とてもついこの間1stアルバムを出したばかりの新人バンドとは思えない。

デイヴとは4歳のときからの
知り合いだったジョー・モーガン(B&Vo)

激しいギター・プレイとドラム、そして絶叫するヴォーカル……かと思うと、どきりとするほど美しいメロディを奏でたり、切ない声で囁いたりする。ステージで、すでにInMeワールドが確立されている印象だ。それもそのはず、メンバーが最初に出会ったのは幼稚園のときで、バンド結成が中学時代。アマチュア時代を入れると、若さの割りにバンド・キャリアは結構長いのだ。激しく美しい楽曲のよさ、そしてライヴ・バンドとのしての実力を感じさせられたステージだった。

InMe 2003/04/03 新宿リキッドルーム
セットリスト

01.GELOSEA
02.ENERGY
03.CRUSHED LIKE FRUITS
04.HER MASK(P.A.)
05.ICE WARM
06.NATURAL
07.FIREFLY
08.MOSAIC
09.NEPTUNE
10.LAVA TWILIGHT
11.GENTLY HURTING
【Encore】
12.UNDERDOSE
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