<FRF'03>カリフォルニアの太陽は苗場にはなかった!? シュガー・レイは土砂降りの雨
“We're Sugar Ray from LA,California.” こんな短いMCのあと、今年6月にリリースした最新アルバム『レジャーでGO!』のキラー・チューン「Mr. Bartender (It's So Easy)」でスタートしたSugar Rayのライヴ。ピリっとワサビの効いたラップやスクラッチ音のギミックなど、ミクスチャー風の演出が面白い。高音がぐーんと伸びる、独特の気持ちのよい声。2曲目は前作『シュガー・レイ』から、こちらもキャッチーなラジオ・シングルの「Answer The Phone 」。ギターのイントロがすごくきれないメロディだ。
しかし、このライヴを見ながら何かが足りないと思い始めていた。そう、それは明るい太陽の日差しとその暑さに、熱く踊り狂うオーディエンスの盛り上がりだった。熱心なファンこそ、ロック・チューンになればモッシュピットでジャンプし、腕をあげ、バラードの切ないサビでは合唱していたが、どしゃ降りの雨の中、テントやタープ、木陰に避難する人の姿も少なくなかった。シンプルなメロディ重視のギター・チューンもミクスチャー風のアレンジをするなど、ライヴ自体は興味深く、そして楽しいものだっただけに残念だ。
きっと晴れていたら苗場でカリフォルニアの風を感じながら素晴らしいステージになったハズ。かくいう自分も、あまりの雨にタープに避難しながら見ていたのだが……。マークの夏らしい澄んだ声が、どよんだ空と湿った風に吸い込まれていた。
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しかし、このライヴを見ながら何かが足りないと思い始めていた。そう、それは明るい太陽の日差しとその暑さに、熱く踊り狂うオーディエンスの盛り上がりだった。熱心なファンこそ、ロック・チューンになればモッシュピットでジャンプし、腕をあげ、バラードの切ないサビでは合唱していたが、どしゃ降りの雨の中、テントやタープ、木陰に避難する人の姿も少なくなかった。シンプルなメロディ重視のギター・チューンもミクスチャー風のアレンジをするなど、ライヴ自体は興味深く、そして楽しいものだっただけに残念だ。
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