<FRF'03>「ツー・マンス・オフ」を苗場で再現!? アンダーワールド

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今年のFUJI ROCK、私の周りでも「Underworldを見に行く」と公言する人が少なくなかった(もちろんBjork派もいたが)。昨年リリースされたアルバム『A Hundred Days Off』は洋楽、それもダンス系にしては珍しくオリコン上位にも食い込む健闘ぶり。その人気を証明するかのように、7月25日(金)のトリとなる彼らのステージは、Green Stage後方まで埋め尽くす、人、人、人。朝から折からの雨で、激しく踊るファンたちは「Two Months Off」のビデオ・クリップを地で行く展開になるのではと不安だったが、雨はだんだん止みつつあり、霧雨にようになっていた。そして、21時半ちょうどごろ、Underworldの2人がステージに現われた。Green Stage全体からどっと歓声があがる。

ハイテンションなカール・ハイドは独特のダンスを披露しながら、ときに歌いだしたりする。ステージ脇のモニターではそんな様子と機材を操作するリック・スミスの手元をアップにしたりする。ポップでダンサブルなヒット・ナンバーのオンパレードでオーディエンスを休ませない。セットは『A Hundred Days Off』を中心にしつつも、過去のヒット曲、人気曲を織り交ぜたもの。気付けばハイネケン・ブースのお兄さんまで踊りだしている。約1時間半、ノンストップ、ハイテンションのまま繰り広げられたステージは、「Born Slippy」でクライマックスを迎え、アンコールの「Moaner」で幕を閉じた。雨も寒さも吹き飛ばすオーディエンスの熱気がGreen Stageを覆っていた。

なおUnderworldは10月に、92年活動を開始してから2002年までを10年の区切りとし、ベスト盤(2枚組)を発売する。また、このベストから映画『トレインスポッティング』で使われ大ヒットしたシングル「Born Slippy」も発売される。

Underworld
FUJI ROCK FESTIVAL '03
7/25 Green Stage

01.Mo Move
02.MMM Skyscraper I Love You
03.Rez/Cowgirl
04.Two Months Off
05.King Of Snake
06.Pearl's Girl
07.Dinosaur Adventure 3D
08.Jumbo
09.Twist
10.Rowla
11.Born Slippy
【Encore】
12.Moaner


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