ドアーズのメンバーが12月にジム・モリソンの墓参り

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Jim Morrisonが60回目の誕生日となる12月8日に、気のおけない仲間の訪問を受けそうだ。『L.A. Times』紙によれば、メンバーのRay ManzarekとRobby Kriegerは、この日にMorrisonが眠るパリのペール・ラシェーズ墓地を訪れるという。

翌日の9日夜には、Doorsが、Ian Astburyをヴォーカルに迎えたDoors Of The 21st Centuryとして、パリで初のコンサートを開く。ライヴはアルバム『L.A. Woman』('71)から全曲が披露される予定で、Morrisonが生存していた時代にはなかったものとなりそう。

Morrisonの墓はOscar WildeやFrederic Chopinをはじめ、数百人の著名人が葬られており、霊園の中でも訪れる人が最も多い。世界中から若者や中高年者が絶え間なく訪れ、この世を去った彼に敬意を表している。

Manzarekは『L.A. Times』紙に次のように語っている。
「Doorsはこれまでパリでプレイしたことがない。Jimが生きていたときもだ。今回がフランスでの初の公式ギグとなる。8日にJimの墓参りをして、ちょっとした誕生日を祝いたい。それで、9日にはパリで『L.A. Woman』をやる。60歳を迎えるJimのために『L.A. Woman』を頭から最後まで演奏するよ。今までライヴでプレイしたことがなかったんだ。レコーディングしたら、Jimがパリに行って二度と帰ってこなかったから。でも、あのときできなかったツアーが、今やっとできるようになった。」

“Doors”の名称を巡って元バンド仲間に対して訴訟を起こしたJohn Densmore(Dr)は、この計画に反対している。「疑似Doorsがパリで演奏して、世間の注目を集めるためにJimの墓をうろつけば、フランス人はイラク攻撃のときに似た感情を俺たちに寄せるだろうね」と彼は言う。

The Doors Of The 21st Centuryは8月24日、ニューヨーク州ワントーのTommy Hilfiger At Jones Beach Theatreで『L.A. Woman』を初演奏する。コンサートの模様は収録され、DVDとしてリリースされる予定。

バンドは現在、Astburyや詩人のJim Carroll、Manzarekと仕事をしたことのあるMichael McClureから歌詞の提供を受けながら、新曲の制作に取り組んでいる。Manzarekはまた、XのJohn DoeやHenry Rollinといったパンク・アーティストたちと数曲でコラボレートすることも検討していると言う。
「詩人としてのJimの息吹を絶やさないためにね。トリビュートバンドじゃないんだ。今は20世紀のDoorsの曲をプレイしてるけど、21世紀のDoorsの曲がもうすぐできあがるよ」

(C)LAUNCH.com
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