2003年、マストなレゲエ・ディスクを一挙紹介

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2003年、マストなレゲエ・ディスクを一挙紹介


天候がいまいちパッとしなかった2003年夏。
しかし、音楽の世界は各地で行なわれたフェスティバルを中心に
かなりの盛り上がりをみせ、弾けた人たちも多いはず。

そんな中でもレゲエはやはり夏の音楽! 
各地のフェスでチケットがソールドアウトなど一番盛り上がったのは間違いない。
そして、本当にたくさんのディスクもリリースされ、その勢いは止まらない。
リリースのほんの一部に違いないが、BARKS編集部が選んだ2003年マストなディスク10枚を改めて紹介!

2003年のマストなレゲエ・ディスク
1MOOMIN 『Rise Again』

『Rise Again』

Universal J
UPCH-1260 3,059(tax in)

スウィートでメロウなエッセンスが魅力的な日本を代表するレゲエ・シンガー、MOOMINの通算5枚目のアルバム。

独自のハイトーン・ヴォイスで高らかに歌う「I HAVE A Dream」は、三木道三が参加した名曲中の名曲。レーベル移籍第一弾シングルの「いつもそばで」をはじめ、彼の個性的でどことなくセンチメンタルな声が全編に渡って心地よく、また心に癒しを与えてくれるリリックにも引き込まれる。

熱く盛り上がりたいというよりも、熱く火照った身体と心をクールダウンしたい時にもってこいのアルバムだ。
1PUSHIM 『PIECES』

『PIECES』

Ki/oon Records
KSCL-499 2,520(tax in)

ジャパニーズレゲエのNO.1シンガーというだけでなく、UA元ちとせMINMIなど多くのシンガーからリスペクトされるという、人気、実力を兼ね備えたPUSHIMの3rdアルバム。

ほぼ全曲の作詞作曲を本人が手がけ、アレンジ&コーラスもほとんど一人で行なっている。ヴォーカリストとしての表現力や声の伸びはますます凄みを増し、PUSHIMの魅力の全てを味わえる。

名曲の誉れ高い「Forever」もさることながら、シングルカットされた「I Wanna Know You」のリリックとリディムには思わず涙。
1MIGHTY JAM ROCK『3 THE HARDWAY III』

『3 THE HARDWAY III』

Victor Entertainment
VICL-61193 3,045(tax in)

大阪発、名実共にトップDee Jayであること間違いナシのJUMBO MAATCH、TAKAFIN、BOXER KIDの3人がリリースする『3THE HARDWAY』シリーズの3枚目。3人が各ソロ・チューンやコンビネーションでアルバムを構成するというアルバムで、フィーチャリング・アーティストは一切なし。ジャマイカ本場ではお馴染みのものだが、日本で定番化したのは彼らくらいだろう。

作品として出すにはかなり難しいこのスタイルのアルバムを誰一人として落ちることないVIBESを持ちつづけ、現場と音源に違いがない迫力ある声で迫りまくる。本場のダンスホール・レゲエを爆音で聴くと、その圧倒的なグルーヴと豪快なフロウに酔いしれること間違いナシ。
1湘南乃風 『湘南乃風~Real Riders~』

『湘南乃風~Real Riders~』

Toy's Factory
TFCC-86138 2,500(tax in)

Mix Tape『一服~湘南乃風外伝~』が約2万本も売れ話題となった湘南発のDeeJay4人組待望の1stアルバム。

リディムは自らが全てプロデュース。ジャマイカで大ヒットした“KRAZY”というリディムを使用したり、クセのあるクールなサウンドとウワモノが印象的。ノリノリなダンスホール・チューンからミドル・ナンバーまで幅広く収録されている。「Real Riders」や「Under The Moonlight」「CLASSIC」などのキャッチーなナンバーは、素晴らしい歌声も聴き所。全体的には彼らが大事にしている“現場”の空気がひしひしと伝わってくるパンチ力が印象的。また、ゲストにはRYO the SKYWALKERFIRE BALLのTRUTHFUL、BOOGIEMAN、MINMI、ヒップホップ・サイドからARKやMSCのPrimal、その他たくさんのゲスト陣が参加している。
1CORN HEAD 『Miracle da 8』

『Miracle da 8』

Universal J
UPCH-1275 2,100(tax in)

'02年のベスト・アルバムから9ヶ月ぶりのミニ・アルバム。さすが平成のフィーチャリング王! 

今回はあのグラビアクイーンMEGUMIと「め組のひと」をデュエットすると共に、クレイジー・ケン・バンドの横山剣をフィーチャーし、「俺がやらなきゃ誰がやる!」をコラボ。強烈なシンセとデジタルビートをバックに怒涛の掛け合いを展開している。熱く力強いメッセージソング「IMAGINE 03」でのグルーヴはCORN HEADの真骨頂。

ミニ・アルバムといえども油断のならない充実の9曲だ。
1Keyco 「月と太陽」

「月と太陽」

東芝EMI
TOCT-4524 1,100(tax in)
★keycoはIQの最新作にも参加! 試聴は
'99年、Sister KAYA主催のレーベル、シストレンから発売されたシングル「SPIRALL SQUALL」で彗星のごとく登場し、'00年にメジャー・デビュー。その後もコンスタントに作品を発表してきたが、出産により一時活動休止。そして今作が復帰作。

表題曲は、艶やかなメロディ・ヴォーカルとフェイクが気持ちよいソウルフルなダンスチューンで、河野伸、LIBRO、そしてKeycoの“ソコナシ・ラボ”なるユニットによるもの。2曲目の「月と太陽 DANCEHALL remix」はM.KAMISHIROとのコラボ。ノリのいい打ち込みのリディムに乗るKeycoの声は、夏の太陽へ届くばかりに伸びやかだ。

1MOOMIN 『THE BEST OF MOOMIN』

『THE BEST OF MOOMIN』

Ki/oon Records
KSCL-597 3,059(tax in)

「夏はこの声を聴かなきゃ、始まらない」と、夏の代名詞にもなっているMOOMINのベスト・アルバム。

ライヴでも圧倒的な支持を受けている代表曲「Moonlight Dancehall」はSPEECHがリミックスを手掛け、そのうえラップまでやっているという貴重なチューン。また「HAPPY and Free」ではFIRE BALLで活躍する今、最も勢いのあるレゲエDee JayのCHOZEN LEEをフィーチャー、また「MOVE ON」もDEV LARGEをフィーチャーしてNEW REMIXとして生まれ変わっている。Home Grownとの「楽しむために」、PUSHIMをフィーチャーした「過ぎゆく時間の中で」など、注目曲がどっさり。
1Rbk 「Rbk」

『Rbk』
Toy's Factory
TFCC-89071 1,050(tax in)

こちらはスニーカーなどでおなじみのリーボックの「Sounds & Rhythm Of Sports」と題して音とスポーツがリンクしたプロジェクトの企画盤。

このシングルでは世界屈指のレゲエ・サウンド・クルー、MIGHTY CROWNのメイン・セレクター、SAMI-Tがトラック・プロデュースを務め、元FIRE BALLのYOYO-CやBACK DROP BOMBのSRSAHINNが参加した「TAKE OVER」が収録。また、ROCKING TIMEのドラマー、森 俊也が手掛けた「Introduction of Rbk」も聴き逃せない。
1FIRE BALL 『BOOK OF LIFE~炎の章~』

『BOOK OF LIFE~炎の章~』

Capitol/EMI Records
TOCT-25066 3,150(tax in)

「DA BALA」「KICK UP」の2曲のPVをどうぞ!!!
<Fuji Rock Festival2003>でジャパニーズ・ダンスホールレゲエ・アーティストとして初めてステージに立ち、その存在感をアピールした現在ノリに乗ってる3DeeJay & 1 SingerのFIRE BALLの2ndアルバム。

MIGHTY CROWNが持つ最強のシステムと共にこだわり続けるサウンドは今回のアルバムでも充分に発揮。ハードすぎず、スムースなグルーヴが自然に腰を揺らす。ヒップホップ・サイドからも注目のDELIMACCHOが参加の「SAFE NO MORE」も収録。また最後の「JUNGLE ROOTS」は、リアルでかつ希望のあるリリックが印象的だ。
1HOME GROWN 『Grown Up』

『Grown Up』

overheat
PCCA-019142,625(tax in)

「Happy Birthday-いっしょに踊りたいぜBaby-」のPVをどうぞ!!!
 

日本のダンスホール・レゲエ・シーンの重鎮、Home Grownの2ndアルバム到着! “皆が楽しみながら歌って踊れる”というコンセプトは1stの時のまま。ハッピーなレゲエ・チューンに思わず身体を揺らしたくなる。

「Happy Birthday-いっしょに踊りたいぜBaby-」は彼らがが大事にしている暖かさが詰め込まれたゴキゲンなナンバー。PUSHIMとYOYO-Cをフィーチャーしたエキゾチックな「哀愁のマドリッド」なども、大人の雰囲気がいっぱいで、彼らの別の一面が見られる。

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