マイケル・ジャクソン逮捕されるも300万ドルで保釈

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マイケル・ジャクソン(45歳)に逮捕状が出された。サンタバーバラ郡地区検察は11月19日(水)、14歳以下の児童に「みだらな性的行為」を働いたとして、マイケル・ジャクソンに対し逮捕状を発効。容疑は複数にわたっており、有罪となればそれぞれ3年から8年の禁固刑が科せられる。サンタバーバラ郡警察と検察は、逮捕状を執行するにあたり、ネバーランド牧場での補強証拠の捜索に12時間以上を費やした。

郡警察のジム・アンダーソンは、この捜査はジャクソンの児童性的虐待容疑が発端だと話している。

「ジャクソン氏に関する捜査は、カリフォルニア州刑法288条(a)の児童性的虐待罪に基づいています。保釈金は300万(約3億3,000万円)ドルです」。また国外渡航を防ぐためにパスポートの放棄を求めている。

ジャクソンは20日午後ついに逮捕されたがわずか45分後に300万ドルを支払い、保釈された。

この事件を担当する検察官は、ジャクソンを複数の容疑で起訴するというが、罪名や件数については言及していない。

18日(火)にジャクソンの自宅である「ネバーランド」の捜索が行われた際、彼の代理人は、グレイテスト・ヒッツ『Number Ones』のリリースと同時に家宅捜査が行われたことに対し懸念を示した。

「これは発売されたばかりの新しいCDや彼の活動に対する妨害に違いない。実際、この執行については事前にまったく知らされてなかった」

歴史は繰り返す?

ジャクソンの男子児童に対する性的虐待容疑はこれが初めてではない。彼は'99年、当時13歳の少年を愛撫し、キスしたとの疑惑を持たれた。事件は裁判にならず、少年の家族とジャクソンが2,000万ドルで示談。和解が成立した後、少年は法廷での証言を拒否し、刑事訴訟の手続きは中止された。

この一件で、カリフォルニア州の立法府は、児童性的虐待法を修正。被害者は加害者を相手取って証言する義務を負うようになった。検察はこの修正法によってジャクソンを裁判にかけることができると言う。

検察は「以前のカリフォルニア州法では、被害者である児童の許可および同意、協力を得ずに、児童性的虐待の証言手続きを行うことはできなかった。マイケル・ジャクソンの事件があってから、法改正され、現在のカリフォルニアの法律ではそういうことがなくなった」と話している。

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