「ボクたちは音楽を作る以外何もできない」 Dragon Ashツアー最終日のレポート!

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9月から全国18ヶ所、29公演行なったDragon Ashのツアー<House of Velocity>。最終公演となった11月23日、会場となった東京ベイNKホールは、人で溢れかえりむせかえるほどの熱気が開演前から充満していた。

そんな中、登場した5人+ダンサー2人。今までもサポートとして参加し、今年3月から正式にメンバーとなったHIROKIもすっかりDragon Ashのメンバーとして溶け込むと同時に存在感を発揮していた。前半はアルバム『Harvest』からの曲を中心に披露。全体的には、「Fantasista」、「百合の咲く場所で」といったライヴでは欠かせないアグレッシヴ・チューンから、「morrow」、「静かな日々の階段を」といったスロー・ナンバーまで、様々なタイプの曲をパフォーマンス。彼らの柔軟な音楽性を心ゆくまで堪能できたステージだったと思う。

それにしても、3ヶ月にわたるロングツアーの充実ぶりが反映されたのだろうか、ツアー初日(今はなき)赤坂BLITZ公演で観たときよりも数倍タフなビートになっていて、心臓にズシンと響く感じがとても気持ちよかった。また、途中には今回のツアーでオープニング・アクトとして参加していたPOSSIBLITY、さらにSBKも登場し、会場をさらにヒートアップさせた。
「ボクたちは音楽を作る以外何もできない。ならせめてライヴに来てくれる人やCDを買ってくれる人が笑ってくれたり、楽しくなってくれるものを作っていきたい」
と、kjがMCで語ったとおり、たぶん会場にいる誰もがDragon Ash、ひいては音楽そのものの楽しさを再発見できたステージだったのではないかと思う。

続くアンコールでは、普段なかなか声を聞く機会のないDJ BOTSやダンサーチーム2人のMCがあったり、名曲「陽はまたのぼりくりかえす」を久々に披露。……などと、ツアー最終日ならではのスペシャルなことばかりで、これだけでも満腹感のあるものだった。でも何より心を奪われたのは、2ndアンコールでkjを押しのけフロントに立ったドラムの桜井誠。kjにドラムを叩かせ、バックスクリーンには(kj、桜井)2人のちょっとおまぬけな写真を映しだし、雄叫びに近いシャウトでDragon Ashの隠れアンセム「サクリマコリ」を熱唱してくれた。最後になって、桜井はふと我に帰ったのか「最後にサイテ-なステージにしてしまってすみません! オレ、これで引退しますんで、許してください!!」と捨てゼリフを残していったが、サクちゃん、あんたがこの日一番輝いていたよ!

文●松永尚久

2003年11月23日<House of Velocity>@Tokyo Bay NKホール
セットリスト
1, House of Velocity
2, Posse in Noise
3, Revive
4, Massy Evolution
5, United Rhythm
6, 静かな日々の階段を
7, Sleep
8, Invitation
9, 羊を数えても夜は終わらない
10, Day6
11, 百合の咲く場所で
12, Canvas
13, Fantasista
14, EPISODE 4
15, morrow

アンコール1
1, Can'tstopshinin'
2, Thousand Times
3, DarkCherries
4, Melancholy
5, ICE MAN
6, Mustang a Go Go
7, 陽はまたのぼりくりかえす

アンコール2
1 サクリマコリ
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