ヨーコ・オノ、プラハのジョン・レノンの壁にメッセージを書く

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ヨーコ・オノがプラハにある亡き夫のジョン・レノンにちなんだ壁にメッセージを書き記した。AP通信によると、彼女は12月11日(木)、「Woman's Room」というアート展覧会を開催するためチェコを訪問。その際、壁に「私たちのハートはひとつ。ジョン、愛している、YO」と書いた。レノンの壁は、オノが展覧会を開いたカンパ美術館の近くで、プラハの中心にある。共産政権時代は非公式な自由のシンボルだった。

フランス大使館の向かいにあるこの壁は、'80年、ニューヨークでレノンが暗殺されて以来、人々が集まる場所となった。彼の死後、壁にはビートルズのポートレートや歌詞、ファンからのメッセージ、文学書の引用などが寄せられている。プラハの警察は、壁がフランス大使館からよく見える場所にあるため、メッセージを書く人々を糾弾できないでいるが、時折、書き記したものを消すことがある……。とは言うものの、アートやライティングはすぐに再び現れるのだが。

オノのアート展覧会「Women's Room」は、'60年代初期から現在に至るまでのマルチ・メディア・アートを展示。中にはオノの父親とジョン・レノン、ショーン・レノン、美術館の中庭にある「願いの木」の写真で創作された“Vertical Memory(垂直のメモリー)”というタイトルの作品がある。訪問客は紙切れに自分の願いを書いてその木の枝にくくりつけている。

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