ジョージ・ハリスンとジョニー・キャッシュの共通点とは!?
アメリカ音楽界最大の栄誉であるグラミー賞をもらうのに、遅すぎるということはない。2月8日に発表のあった今年のグラミー賞で、ブルース・スプリングスティーンとのデュエットで最優秀ロックパフォーマンス部門を含む2部門での受賞を果たしたウォーレン・ジヴォンが亡くなったのは'03年の9月。コンテンポラリー・フォーク・アルバム部門でグラミーに輝いた自身のアルバム『ザ・ウィンド』を発売した直後のことで、病気と闘いながらのアルバム制作だったという。最優秀ショート・ミュージック・ビデオ賞に輝いた、カントリーミュージックの大スター、ジョニー・キャッシュも'03年9月に亡くなっている。また、彼の愛妻ジューン・カーター・キャッシュ(現在のカントリー・ミュージックの基礎を築いたカーター・ファミリーの一員でもある)も、今回最優秀女性カントリー・ボーカル・パフォーマンスとトラディショナル・フォークの2つのグラミーを受賞しているが、彼女も'03年5月に亡くなっている。その他、今回のグラミー受賞者ですでに他界しているアーティストというと、最優秀ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス受賞のジョージ・ハリスン('01年)、最優秀サルサ-メレンゲ・アルバム受賞のセリア・クルーズ('03年6月)らがいる。どのアーティストもベテランであり、最後の最後まで自分たちの音楽を貫いた人々である。グラミー賞をきっかけに、そんな彼らの音楽を知り、楽しむということにも、遅すぎるということはない。
Aki Kayamoto, NY
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