芸人生命を賭けてCDデビュー!

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テレビ東京系『アイアイタイフーン』(毎週木曜25:15~25:45)の番組内企画
「天下一バンドプロジェクト」にて選出された4組の芸人コンビたちが、
その芸人生命を賭けて結成したバンド、GB

「オリコン・チャートで20位以内に入らなければ芸人を辞めなければいけない」
というシビアなミッションを課せられた彼らだが、
作詞、作曲はもとより、プロモーション、ライヴのブッキング、
そしてバンドの活動資金集めまでも自分たちで行ない、
デビュー・シングル「足跡/負けるもんか」を
インディーズ・チャートの3位に堂々ランクインさせた! お見事!
さらに、総合チャートでも34位に付ける大健闘ぶり!!

「芸人を続けたい」。
その想いが率直な言葉となり、真剣な演奏に現われたGBのデビュー・シングル。
大本気です。

「こんな芸人がいても、いいんじゃないかっていう感じです」(石割)

MOVIE



大爆笑コメント
インタヴュー
インストア・イベント
(3/12@DISK INN吉祥寺)




「足跡」PV



GB are

ケン
ヴォーカル
(水玉れっぷう隊)
アキ
コーラス&リーダー
(水玉れっぷう隊)
石割
ギター
(ブラザース)
谷口
コーラス
(ブラザース)
斎藤
ベース
(グレートホーン)
尾形
コーラス
(グレートホーン)
芦澤
ドラム
(おはよう。)
功力
コーラス
(おはよう。)


1st SINGLE

「足跡/負けるもんか」
2004年3月10日発売
YRCI-70000 1,050(tax in)

1. 足跡
2. 負けるもんか





NEWS


水玉れっぷう隊、おはよう。、
ブラザース、グレートホーン
ライヴ<象>

■4月22日(木)
■恵比寿 エビスエコー劇場
■open 18:30/start 19:00
■前売り 1,500/当日 1,800
【出演】
水玉れっぷう隊、おはよう。、ブラザース、グレートホーン


オフィシャル・サイト

■吉本興業
http://www.yoshimoto.co.jp

■R&C JAPAN
http://www.randcjapan.com

ちゃんとレコーディングしましたよ! 疑ってるんですかっ!?

アキ:20位に入らないと芸人を辞めないといけないっていうことから始まってるんでね、若干やらされてる感みたいなものが出てますね(笑)。

――練習の時間はちゃんととれてます?

アキ:
芸人の仕事もやりながらですからねぇ。

石割:
1週間ぐらい楽器触らないときがありますから。

――でも巧いですよね。

芦澤:
ちゃんとレコーディングしましたよ。

斉藤:
めちゃめちゃ時間かかりましたけどね。

ケン:やっぱ人前に立ってやらなあかんてことで、路上で演ってるんですよ。そこでだいぶ技術は上がったと思います。

――CDの音は本当にみなさんの演奏なんですよね?

一同:ほんとですほんとです!

石割:
疑ってるんですかっ!?

芦澤:
各々やっぱ、趣味とか特技に書くぐらいなんで、あれぐらいはできますよ。

――だと、ある部分では夢が叶った、ということでもありますか?

アキ:
水玉れっぷう隊は、歌出したいってよく言ってたんですけど、やっぱり、まずは芸人ありきですからね。吉本興業にいて、10年もやってるんだから、芸人として一所懸命やりつつ、そういう仕事があったらやればいいと思っていたらそういう企画が来たんで。バン万歳ですよ。もうノリノリ!

――PVでも激しい雨に打たれながらねぇ。

石割:
あれはビックリしましたね。めっちゃ寒いなか、ほんまに冷たい水なんですよ。

斉藤:
僕一番はじめに撮ったんですけど。

アキ:
どれだけ寒いか周りもわかってなかったから。あれは本当のリアクションやったなぁ。

「でっかくやろうぜ!」を合言葉に、バイトでも昇進!?

――相方メンバーのみなさんの活動内容は?

アキ:
バーでグラスを洗うバイトをしたり、スキー場のお手伝いをして活動資金を稼いだりとか。あとは、ライヴハウスに行って「入れてくれ」って話をしたりとか。

谷口:
僕がブッキング担当になってるんですけど。ライヴハウスからテレビ、渋谷の街に流れるやつ(街頭ヴィジョン)とかね。何かあったら教えてください、ブッキングしますよ。

芦澤:
敏腕マネージャーですよ、ほんとに。毎週ちゃんとライヴが入ってましたからね。

石割:
「でっかくやろうぜ」っていうのが口癖なんですよね。

谷口:
テンション上がるんですよ。

――それぞれ得意な営業活動はあるんですか?

アキ:
お店関係は僕が強かったですね。雪山関係は谷口。

谷口:
スノーモービルから除雪車や降雪機まで、もう全部いじれますから。

功力:
そこで働いてるほかのバイトの人たちからも、最後のほうは「谷口主任」みたいな感じで呼ばれてましたからね(笑)。

尾形:
僕は、体力はあるんで、谷口さんについて行かせていただいて、雪山で除雪とか、走ってポールを取ったりするのが得意でした。

功力:
ポールを差すのは苦手やんな。

お笑いは楽しませる。歌は、伝える。

――「足跡/負けるもんか」の作詞作曲クレジットはGBになっていますが、曲はどうやって作るんですか?

ケン:
その番組(テレビ東京『アイアイタイフーン』)の中でいろいろありまして、「もう辞める!」言うて僕一回バンドから抜けたんですよ。で、そのときに感じた“何やろ、この気持ち?”っていうのを綴ってたのが「足跡」なんですけど。帰ってきたときにみんなに見せたら“俺たちの今やってることそのものや”っていうところで。そこからみんなで詰めていきました。

功力:
芸人やったらこんな気持ちあるよなぁって共感しましたからね。

アキ:
僕は一番最初に見せてもらったんですけど、曲を書いたというよりも、今の気持ちをただたんに書いたんだなっていうのが第一印象にありましたね。日記を見ちゃったような。

――曲は?

芦澤:
曲は鼻歌ですね。

石割:
ケンさんがレコーダーを持ってはるんですよ。

ケン:
気ぃついたら、もうそのときの気分で出てくるんですよ、メロディが。それを吹き込んで。

石割:
で、これだったらこの詞に合うんちゃうかみたいな感じでみんなで決めて作った感じですね。

――もともと作曲はやってたんですか?

ケン:
やってないです。

芦澤:
鼻歌歴は長いですよね。

ケン:
鼻歌歴は長いですよ。そのレコーダーに入れるのは、もうかれこれ3~4年前からやってましたから。

石割:
このバンド組む以前からレコーダーを持って、何に使うのか分からないけど歌をずっと入れてはって。

アキ:
水玉れっぷう隊のネタ合わせしてるときから「ええの思いついた!」と言ってやってましたね。

ケン:
趣味ですよね、鼻歌は。

谷口:
見たもの、目に入ったものですぐ歌うとかありますもんね。

ケン:
あぁ、あります。歌いましょか? これ(某ミネラルウォーターを手に取り)。♪ア~メリカ~合衆国~カリフォルニア州~降り注ぐウォーター、みたいな。

一同:パチパチパチパチパチパチ!

芦澤:
これが「足跡」の骨組みになったんですよ(笑)。

アキ:
ええ歌できたなぁ。奇跡や(笑)。

――「負けるもんか」は?

ケン:
みんなでですね。

芦澤:
みんなで会議室に入って。

石割:
こうやこうや言いながら「負けるもんか連発したらいいんちゃうか」とか。

――みなさんの中の“負けるもんか”な事柄が。

一同:そうですね。

――そういう作業って、お笑いのネタ作りとかぶる部分はありますか?

石割:
歌詞は、今思ってることを言えばいいんかなっていう感じですけど、お笑いは面白いことをやらないといけないから…。

芦澤:
だから考えちゃう。歌は、楽しませようっていうよりも、伝えようっていうことのほうが多かったですね。

ケン:
だから、さらけ出さないと駄目ですよね。恥ずかしいとか思ってたらできないですもんね。

石割:
最初は恥ずかしかったけどね。

ケン:
でもそこが共感される部分であったりするから。

アキ:
普通、芸人の場合は辛いことは隠しますもんね。そこがバレたら笑われへんから。

石割:
しんどくても笑顔でやるし。

芦澤:
だから歌詞が大阪弁になったっていうのもありますね。

石割:
最初は標準語で書いてたんですけど、今読んだら気持ち悪いですもん。

お笑いをやっているときよりも楽しそう!?

――芸人とミュージシャンの違いってありますか?

功力:
僕らがミュージシャンて言ってしまうのは、ミュージシャンの方々に申し訳ないですよ。もっと大変やろうし。逆に、ミュージシャンの方が芸人をやれって言われてもできないだろうし。

石割:
違い…。基本的には、お客さんに伝えるっていうことは一緒なんですけど。

アキ:
でも傍から見てて、目が違ってましたね。芸人の目と、歌うぞっていうとき。やっぱミュージシャンの顔してる。

ケン:
気持ち的にはね、切り替えなきゃあかんし、切り替えはしてますねぇ。

石割:
やっぱり演奏を間違えられないですからね。

功力:
うちの相方に関しては、お笑いやってるときより楽しそうにやってますけどね(笑)。

谷口:
うちも。

アキ:
お笑いであんなに熱くなったことないのにな、っていう(笑)。

芦澤:
やっぱりね、芸人生命がかかってっていうのもね。

一同:うん。

石割:
あんまり芸人との違いを見せない、ミスっても笑いに持っていけるぐらいの感じで。かっこつけずにさらけ出して演奏して歌っていけば。こんなバンドがいても、こんな芸人がいても、いいんじゃないかっていう感じですね。

取材・文●望木綾子

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