ビースティ・ボーイズが新作『To The 5 Boroughs』で6年振りに復活!

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今夏にリリースが予定されているビースティ・ボーイズのニュー・アルバム『To The 5 Boroughs』についての詳細な情報がBillboard.comにて報じられている。

'98年にリリースされた前作『Hello Nasty』から実に6年振りとなる今回のアルバムは15曲が収録されており、アルバムに先行して、1stシングル「Ch-Check It Out」がリリースされる。

『To The 5 Boroughs』には政治的なメッセージが込められており、投票によってブッシュ大統領を追い出すことを要求している。「Time To Build」ではMCAが京都議定書問題などを引き合いに出したり、「That It's That All」ではジョージ・ワシントンの名前も飛び出す。

またアルバム・タイトルの示す通り(5 Boroughs=マンハッタン、ブロンクス、ブルックリン、クイーンズ、リッチモンドの意味)、NYがアルバムの主題にもなっており、「An Open Letter To NYC」や、9.11を歌った「Since 911」といった曲が収録されている。そして、アルバム・カバーにはワールド・トレード・センターを含む、ロワー・マンハッタンの風景が描かれている。

『To The 5 Boroughs』では生楽器の使用は最小限に抑えられており、プログラミングされたバック・トラックが大半を占めている。そして、メンバーであるDJのミックス・マスター・マイクは「Shazam!」や「Right Rihgt Now Now」といった曲でスクラッチを最大限に聴かせ、「The Brouhaha」「Rhyme The Rhyme Rump」「All Life Styles」といった曲はビースティ・ボーイズのクラシック「Shake Your Rump」「Root Down」を彷佛させる。

マイクDは「『Licensed To Ill』の頃はビールを飲んで、バカな事ばかり言っていた。『Paul's Boutique』の時はLAに移って、別の空想の世界にいて、『Check Your Head』は自分たちを過去へ引き戻した。そして今回のアルバムはまさに自分たちが今住んでいるNYそのものだ」と語っている。そして「苦しい時間を楽しんでいるよ」とMCAが加えている。

また、他のニュースではバッド・ブレインズと共にMCAは新たなアルバムの制作中とのこと。そしてビースティ・ボーイズは8月7、8日に日本で開催される<Summer Sonic>への出演が予定されている。

K.Omae, LA
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