緊張のサブメンバーと意識変化の初期メンバー、スマイレージ「タチアガール」ミュージックビデオ撮影

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9月28日に新曲「タチアガール」をリリースした新生・スマイレージ。同曲のミュージックビデオの撮影は、サブメンバーのお披露目が行なわれた<Hello! Project 2011 SUMMER>中野サンプラザ公演の翌々日、8月16日に都内近郊の撮影スタジオにて行なわれた(ちなみにお披露目翌日にはジャケット写真の撮影が行なわれた)。

◆スマイレージ画像@『タチアガール』ミュージックビデオ撮影、新メンバーの意気込みコメント、「タチアガール」ミュージックビデオ

現場での様子を各メンバーのコメントとともにお伝えしよう。

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のちに発表された小川紗季の卒業、そして小数賀芙由香の病気療養による離脱を経た、新体制によるスマイレージの「タチアガール」。全編CGが用いられたミュージックビデオは、知らない星で仲間とともに“タチアガール”という内容となっている(なお、本ビデオの撮影には、病気療養前の小数賀もスマイレージサブメンバーとして参加している)。

「スマイレージは今まで、恋とかの曲が多かったんですけど、今回の曲は誰でも共感できるような明るい曲になっています。<怖いけど 自分で決めなきゃ / 私の進路だもん>っていう歌詞が好きです。中学の時とか進路相談ってあるじゃないですか。私、先生とすごく仲良くて、『私は前田にいろいろ言ってあげることはできるけど、最終的に決めるのは自分だからね。』って言われたのを、この歌詞を見て思い出しました。」── 前田憂佳

「今日は初めてのミュージックビデオの撮影で、いろいろ不安なこととかもあるんですけど、一生懸命頑張ってはじけようと思います。」── 田村芽実

撮影は、リーダー・和田彩花のソロカット(リップシンク)からスタートする。今日の和田は、特にテンションが高いわけでも低いわけでもなく、いたって普通とのこと。マイペースといえばそうなのかもしれないが、とはいえ、サブメンバーが加わって初のミュージックビデオ撮影においてのその平静さは、たとえば、長年、モーニング娘。とハロー!プロジェクトを率いてきた高橋愛のような“リーダーとしての貫禄”のようなものを感じさせた。

サブメンバーの5人はモニターの前に並んで座り、“和田先輩”の撮影を見ながら、音に合わせて各自で振りの練習を行なう。表情が若干固いのは、初めてのミュージックビデオ撮影だからか(竹内朱莉はミュージックビデオ出演経験があるが、ほかのメンバーはミュージックビデオを撮影すること自体が初めて)。サブメンバーの緊張は、取材をするこちらにも手に取るようにわかった。

「今回の撮影は、4人の時の倍以上待ち時間があります。あと、サブメンバーの娘たちは、やっぱり緊張していますね。私ですか? コンサートとかそうなんですけど、舞台に立つと緊張しなくなるんですよ。「よし、がんばるゾ!」って気持ちになって、緊張とかは消えちゃう。」── 福田花音

一方、初期メンバーは、そんなサブメンバーたちの横に座って話しかけたり、変顔をし合ったり。時にはスタッフからの指示やアドバイスをサブの5人にわかりやすく、具体的に噛み砕いて伝えたりと、“お姉さん”としての役割をはたす。

ファンの中には気づいている人も多いことだろう。サブメンバーが加入してから、和田彩花、前田憂佳、福田花音のオリジナルメンバー3人が急に頼もしく見える瞬間がある。これまで小川を含めた4人で仲良く活動を続けてきた彼女たちだが、サブメンバーの加入によって、早くも意識の変化があったようだ。オリジナルの3人が、サブの5人に常に気を配って、積極的にコミュニケーションをはかっている姿は、本ミュージックビデオ撮影中によく見られた。

「最初は新メンバーはみんなおとなしいと思ったんです。でも、中西香菜ちゃんとか、たまにツンツンしてくるんですよ、私を! 「絶対この娘、うるさい!」って思って(笑)。しかも大阪じゃないですか。だから「絶対しゃべる!」って。花音とコンビ組んだら絶対面白いと思います。(中西香菜ちゃんが)ツッコミで「なんでやねん!」って。」── 前田憂佳
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